会報 2021年03月

第1回世界岐阜県人会オンライン会議開催 (前編)

去る2021年3月20日午後10時(日本時間21日午前10時)、第1回世界岐阜県人会会議が、オンラインによって開催されました。
世界18岐阜県人会中、当初全県人会参加表明確認でしたが、残念ながら急用、アクセス不良で、当日4県人会が不参加となりました、それでも残り14県人会参加というこれも第1回にしては最高の結果を達成することができました。
この日を10年近く夢みてきた筆者であります、事の始まりは、私事ながら、県人会を手伝わせて頂き11年経ちましたが、当初から所謂、縦関係の県人会、県庁だけで無く、横の関係、世界岐阜県人会同士のネットワークの強化を訴え、実際、県庁の県人会リストを利用してメールにてその思いを各県人会に伝えました。 その当時今回会議に参加された南加岐阜県人会の水谷元会長や、デトロイト岐阜県人会の丹羽会長にもご賛同いただきましたが、実際距離的時間的問題で何もできず時間だけ過ぎていきました。 それが不幸中の幸いか、コロナ禍によってオンラインを利用した生活が浸透し、オンライン会議なら実現可能と判断し即座に動きだしました。
それが2月2日の普段から多大なるご支援をいただいております岐阜県庁国際交流課の水谷さんに送ったメールから始まりました。
そのメールには、世界岐阜県人会のネットワーク構築の重要性を述べ、その旨を各岐阜県人会に伝えたく、県庁の海外岐阜県人会リストを教えて頂く為でした。
水谷さんは、取り敢えず皆さんにこのリスト公開を各県人会に問い合わせ承認されてからにして下さい!との指示があり、暫くして、お陰様で全会意義無しで、了解を得て、第1回世界岐阜県人会オンライン会議の参加を、経過、設立意義などを書き込みメールにて募りました。
そのメールが下記です。

「世界岐阜県人会の皆様
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
突然のメール、失礼いたします。 私はブラジル岐阜県人会会長の長屋充良(ながやみつよし)と申します。 1959年関市板取生まれ(当時は板取村)で、現在はブラジルのサンパウロ市でリハビリのクリニックを家族で営んでおります。
故郷を離れて何十年も経ち、さらには日本と地球の反対側であるブラジルに住んで38年が経ちました。 ブラジルの生活に慣れ、ブラジル人に混じって子供を育て、ブラジル人、日本人、日系人、私のような移住者と様々な方達を相手にビジネスをしてまいりました。 外国人である自分を快く受け入れてくれたこの国に感謝をしております。
そして、ブラジルの良さを日々感じながらも、同時に海外に住む日本人として日本の良さを子供達に常々伝えてきましたが、さらには孫の世代、その先へも伝えたいと痛切に思うようになりました。
私にとって日本を思い出すということは、やはり故郷岐阜県と強くつながります。 岐阜の自然、人々の暖かさ、食べ物、方言、工芸品など、岐阜の持つ文化は世界に誇れる素晴らしいものがあると改めて思います。
ブラジルは世界最大の日本人移民国であり、その子孫たちは190万人以上と言われます。 岐阜県人が初めてブラジルに足を踏み入れて108年経ち、岐阜県出身者が集まり岐阜県人会を結成し83年という古い歴史があります。 2世、3世、4世の時代になっても、岐阜県出身であることを誇りに思い、県人会活動を行っております。
世界には、岐阜県人会がアメリカ、アジア、南米と18団体あると県庁から伺っております。 様々な都市で『岐阜県』をキーワードに繋がっているみなさんと、今度はさらに地球規模で横でつながりませんか?
岐阜から世界に羽ばたいた皆さんと岐阜に対する思い、岐阜を愛する気持ちを共感し、海外から見た故郷岐阜へ、なんらかのフィードバックができるネットワークが作れないかというアイデアを思いつきました。
昨年より世界は新型コロナウィルスのパンデミックに翻弄され、様々な街でロックダウン、外出自粛、テレワークなど生活が一変しました。 不安な毎日であると同時に、オンラインを利用したコミュニケーションが一気に発達した一面を持ちます。 対面でしか行ってこなかったミーティングをオンラインでするのが日常化して、世界の仲間との交流が簡単にできるようになりました。
このような中、かねてより県庁に提案してまいりました『岐阜県人会サミット』を岐阜県対面で行う前に、オンラインミーティングの形で皆様と一度お話しをする機会を作り、意見交換、情報を共有することをご提案させていただきたくメールをお送りしている次第です。
そこで、第1回のオンライン会議の開催をみなさまに打診させていただきます。
17団体各地の時差から、日本時間の日曜日午前10時に合わせての時間設定が妥当かと計算いたしました。 (アジアは日曜日朝、北米西部は土曜日午後、北米中部東部、南米は土曜日夜)
勝手ながら日にちをこのように決めてみました。 」(続く…)

(原稿: 岐阜県人会会長 長屋充良)

 

HIROTAコンテスト

2020年1月下旬、KenrenとHirotaグループから、県人会参加の日本料理コンテストに招待されました。 「日本の一部をブラジルに」をテーマに、日本料理をブラジルに広めるためですが、コンテスト参加数は、9県人会だけと決められていました。 16県人会が参加に興味を持っていたので、抽選があり、岐阜県人会は9県人会中に受賞しました。 コンテストのアイデアは普通の人でも、簡単に、おいしい日本料理が作れるという考え方でした。
3グループに分けられ、各グループが3つ(1。 のり、2。 みそ、3。 わさび) のテーマのどれかのアイテムの料理を作成するということで、岐阜は 「みそ」 のテーマを得ました。 このコンテストでは必ずしも県の典型的な料理である必要はありませんが、岐阜県はブラジルの大多数には知られていない典型的な五平餅(典型的なみそ料理)があるのは幸運でした、五平餅は非常においしいのと準備がしやすいためにこの料理を作ることにしました。

私たちは日曜日に小人数の人々を集めて、レシピから、この料理を準備することの難しさを見るために、料理の訓練をしました。 とにかく料理プロは誰もいなかったので、県人会委員マルコス 亮 橋本氏(1994年の元県費留学生)が「シェフ」を代表すると定義され、素晴らしいプレゼンテーションを行いました。
料理の準備を録画した当日、主催者側には料理の風味だけを評価する2人の陪審員がいました、最大の審査は、ソーシャルネットワークによるデジタル投票になり、みそのグループでは、東京と富山県人会と競っていました。

投票の期間は3日間あり、残念ながら我々はコンテストの決勝の資格を得ませんでした。
コンテスト最終のテーマは「うどん」もしくは「そば」で最終戦は2県人会のみで競い合い(第3県人会代表者はコロナの陽性のテストを受け、参加できず、富山県人会と鹿児島県人会のみ参加)富山県人会が「ひやしそば」料理を発表し優勝しました、スコアは8.57点でした。
このコンテストでは新しい、挑戦的で非常に楽しい経験を得ました。 他の県人会参加の人たちとも友達になり、今回のコンテストに参加して視認性を高め、主に岐阜の典型的な料理を公開する良い機会になりました。

        

(原稿:岐阜県人会書記理事 佐久間 ソニア)

 


2021年2月の出来事

  • 02
    • 総会の広告代ニッケイ新聞社に収める
  • 11
    • 1月分の県人会会報メール送信、郵送
  • 16
    •  第11回ブラジル岐阜県人会杯ゴルフコンペ
  • 17
    • 会員の高井節子氏事務所来所
  • 20
    •  県人会定例理事会
    • スーパー「Hirota」グループ主催県連後援の「県人会対抗グルメコンテスト」に岐阜県人会参加。 佐久間ソニア、橋本マルコス、レジーナ栗本、長屋ベッチが会長宅で準備。 午後「Hirota」のスタジオで録画
  • 22
    • 会員へ未定期総会の書類メール送信
  • 25
    •  県連定例代表者会議
  • 28
    • 県人会2020年未定期オンライン総会

2021年2月定例理事会議事録要旨

  • 日時:2月20日(土)午後3時~ (オンライン)
  • 出席者: 長屋充良会長、 国井宏裕副会長、長尾ジョージ昇会計理事、 佐久間ソニア書記理事、 平野イラシ理事、大野美夏理事、中田顕三理事、金子亭資相談役
  • 審議内容
    1. 会長挨拶、日本祭り開催に対し、県連ではコロナ禍でワクチン接種に時間が掛かりそ うな事、市役所からの開催許可証が出ない可能性があり、出たとしてもかなりの制限を受けることが懸念され、開催に対し検討をしているとの現状報告。
      来週末行われる2020年度末定時総会について協力を求める。
    2. 1月度の活動佐久間書記理事より報告。
    3. 1月度会計長尾会計理事より報告。
    4. ヒロタ」グループによる「県人会対抗グルメコンテスト」に当県人会も佐久間書記理事が中心となって第一次審査の「みそ」部門に参加ビデオ録画収録済み、第一次審査の結果待ちであることを佐久間書記理事から報告。
      突然の応募募集ながら、16県人会の申し込みがあり、抽選で9県人会が選ばれ、当岐阜県人会も選ばれる。 この9県人会を3部門3県人会に分かれ第一次審査が、「のり」「みそ」「わさび」部門として競う。 我々は、「みそ」部門に入り、佐久間書記理事が中心となって、メンバーを選び、岐阜名物「五平餅」で勝負する事に決定。
      9県人会の中で、唯一郷土伝統料理を選び、橋本マルコス絵画展委員長が、浴衣を着て、五平餅を実演録画し、大学講師という話術を生かして、素晴らしい収録となったと、報告。
      あとは、審査結果を待ち決勝戦(各部門優勝者)を、「麺」で勝負する。
    5. 2020年度末定時総会について、審議。
      役割分担を確認。
      初めてのオンラインによる総会となり準備を再確認。
      通例の総会後の新年会が中止となったので、オンラインにて、乾杯をする事になる。
    6. 県人会のあるビルのエレベーター火災により、家屋保険に入る事に決定。
      長屋会長、長尾会計理事が、業者の見積もりを検討。 以後、この決定は、2人(会長、書記理事)に委任する事に決定する。
    7. 次回3月度定例理事会は、3月20日(土)午後3時オンライン