会報 2021年02月

岐阜からブラジルへの日本人移民の貢献

ブラジルからの移民は、私たちの国の発展と成長への文化的、学術的、社会的貢献のために認識され、これはまた、ブラジル社会の文化や習慣の形成における日本起源の移民に関連して明らかです。 日本の移民が日本の様々な地方からブラジルに来て、多くの人が私たちの社会に非常に貢献したことを考えると、より良い社会、すべての人のためのより良い国への貢献を目指して熱心に献身的に努力してきた多くの匿名の日系ブラジル人の間で目立つ必要があります。 その中の1人が足立小平治氏です。
足立小平治氏は1890年3月30日、岐阜県関市生まれ、1901年に日本の小学校を卒業し、1906年に農学コース(中学校)を卒業しました。
彼は1931年に妻と子供たちと一緒にブラジルに移住し、4月23日、41歳でサントス港に到着し、他の多くの無数の移民のような人生の夢と目的を持っていましたが、足立浩平司氏は忍耐と献身、または少しの幸運のために、そして彼の人生の道に沿って家族から受けた支援、そして人生の道を通して得た知識を利用し、高度な世界観を持っていました。
1931年にサントス港に上陸した足立小平治氏は、ドゥアルティナ市(DUARTINA)を拠点とするアルタ・パウリスタ(ALTAPAULISTA)地方のコーヒーゾーンで働き、すでに設立された日本人のコミュニティに加わりました。
1937年初頭、カンピーナス市(CAMPINAS)の自治体に移り住み、ファゼンダ・シャパダン(FAZENDACHAPADÃO)では果物や野菜の分野で働き始めました。 その後、彼は食用や装飾を目的とした魚の養殖に専念しました。 カンピーナス市でのコミュニティでは、地域の住民の提案に応え、日本植民地協会を設立し彼は最初の会長に選ばれました。
1945年、モジ・ダス・クルーゼス(MOGIDASCRUZES)に移り住み、足立氏は、仕事に専念しながら社会コミュニテイ。 プロジェクトに参加、主にPORTEIRAPRETAの近隣の土地を取得した後、魚の養殖、そして、タイル、レンガ、その他の建設材料の生産のセラミック産業に専念し始め、近所とコミュニテイの発展に協力しました。 この時期に、彼は今まで非常に認識され、尊敬されている彼の起業家精神の「CERAMICAADACHI」の遺産を始めました。
足立氏は、地域社会や日系ブラジル人コミュニティに対して、常にリーダーシップと多くの懸念を示してきました。 彼の行為と遺産のいくつか:
1950年、彼は自分の資源でポルテイラ。 プレタの近所の彼の財産の土地に小学校(ESCOLADEENSINOFUNDAMENTAL)を建てました、彼によって建てられたこの建物は、後にサンパウロ州政府への寄付によって疎外されました。
1955年、彼はモジ・ダス・クルーゼスの自治体であるポルテイラ・プレタの近くの彼の財産の土地に禅宗の仏教教会を建て、設立しました。
1959年、足立氏は日本植民地の岐阜県出身のメンバーを移植・固定するために、グアラレマ市(GUARAREMA)に桜植民地を設立しました。 当時、足立氏は、多くの家族をブラジルに移住させ、桜の植民地に定住するよう、個人的に岐阜にいました。
-彼は彼自身のリソースでグアラレマ市セレジェイラ郡(BAIRRODECEREJEIRA/GUARAREMA)、多くの日本人家族が住んでいる地域に小学校(EscolaPrimária)構築しました、後にこの建物もサンパウロ州政府にも与えられた。
足立主の受けた敬意と栄誉
1957年、日本赤十字勲章は、この価値ある実体を支持するその仕事に基づいて授与されます。
-社会と人間の昇進の最も多様な分野で社会サービスされたために、日本の外務大臣、藤山一郎氏が提供する功績名誉証書。
-グアラレマのチェリーコロニーの形成のための実施を通じて遭遇する様々な障害や障壁のコミットメントと克服のための岐阜県のメリットに名誉証書。
-サンパウロ州知事、ロベルト・デ・アブレウ・ソドレ氏によって任命された司令官。
足立氏は模範的な市民であり、常に必要な基礎教育を育成することによって日系ブラジル人コミュニティの進化と発展を助けるために世界観を共有する方法を知っていました。 彼の血の相続人はまた、彼を反映しており、生産的な人々、岐阜からの移民の祖先を尊重し、非常に誇りに思っている良い市民です。
足立さん、どうもありがとうございます!

 

(出典:足立。 ヴィトル。 哲夫氏(足立小平治氏の孫)
(著者:国井宏裕岐阜県人会副会長)

 

岐阜新聞社インタビュー

去る年の暮れも迫った12月20日に、岐阜新聞社からメールを頂き、1月に岐阜県知事選挙(1月7日告示、24日投開票)があり、4人が立候補し(現職の古田肇知事も5選を目指す)激戦が予想されるという事で、「海外の岐阜県人会の皆様に郷土岐阜県発展のためにどうすればいいか、皆様ならではのご意見をお聞かせいただきたく、海外にお住まいの方だからこそ見えてくる岐阜県の強み、伸ばしていくべきポイントを聞きたい!」と要請があり、特に
▽海外から見た岐阜/日本のイメージ
▽岐阜県の良さ、強み
▽改善点
▽県政などの政治に期待すること
▽居住国との違い
など中心に1月4日22:00(ブラジル時間)オンライン会議にてインタビューがありました。
私は事前に、個人の意見に偏りがあると思い、県人会役員の岐阜県出身者何人かにお話を聞こうと、同じ課題でメールをしたのですが、年末年始の事で残念ながら、コメントをいただけなく、色々な情報をみて意見が全体的な考えになるようにと、注意を払ったつもりです。
内容は初めに自己紹介をさせて頂き、ブラジルに渡った経緯を話し、ブラジルのコロナ禍の状態を説明させていただきました。
その後は、日本、岐阜のイメージという点について、
「岐阜は、“飛山濃水”と自然に恵まれ、その自然と調和した文化、食べ物、特産品、建物など長い歴史の中で育まれてきて、匠の技を極めてこられ、そうした歴史的遺産、文化に対する憧れがあり、またそうした歴史的なものから現代のポップカルチャー(マンガ、アニメ、コスプレ等)まで、非常に興味があり、特に岐阜は「アニメの聖地」とまで言われマニアの方々にとって魅力的な場所である。 また東洋ブームで、特に食に関して寿司は大変な人気で、サンパウロ市に於いて、ブラジル特有の焼肉屋(シュハスカリア)よりも寿司屋の数の方が多いというおかしな現象になっている。
あと、新幹線、地下鉄等時間通りで、街中ゴミ一つ落ちてないそうした規律の良さがブラジル人にとって好感度がましている。 またブラジル岐阜県人会は郡上踊りをブラジルで広めたく有志が集まって練習を重ね、色々な催しによばれ披露していて、昨年は、サンパウロの一番の大通り、パオリスタ大通りのホコ天で踊り、大喝采を浴びる。
またサムライにも人気があり、特に岐阜は天下分け目の舞台となった場所で、昨年オープンした「岐阜関ヶ原古戦場記念館」は、これから外国人の観光名所になる。 」
と話させて頂き、岐阜の改善点については、
「Wi-Fiが通じにくいので、オリンピックを含めて増えるであろう観光客のためにも中継点を増やしてWi-Fiの普及率を上げてほしい。 (ブラジルの方が、普及している。 )
世界中の海外日系人は380万人と言われ、ブラジルにはその半分の190万人という日系社会を形成していて、この190万人という数字は岐阜県の人口とほぼ同じで、30年前から出稼ぎが始まり、岐阜県には約一万人の日系ブラジル人が住んでいますが、「同じ遺伝子を持った遠い親戚」が、海外で違う環境、習慣の中、違う言葉で育ったと思って頂きたい。
日系ブラジル人は、こちらでは、「日本人」と呼ばれ、日本では「ブラジル人」と呼ばれて戸惑う人が多く、日本が真の国際化を目指すのであれば、欧米人に対する過剰なおもてなしの接し方と、同じような顔をした日系人また近隣の韓国、アジアの人達との対応の格差を是正して頂きたい。
これから老齢化が進み、労働力を海外からの人たちにお願いをしなくてはならなく、“共存共栄”の心の持ち方をお願いしたい。
また県人会を岐阜県の海外出張所という形で利用頂き、連絡網を強化すると言うことと、10年に一回位は知事に来伯頂き県人会の会員さんを励まして頂きたい。
また飛騨牛、岐阜の銘酒をブラジルで広めて頂きたい。
自分が学生の頃、「パルコ」があり名古屋になくて岐阜にあるという誇りがあったりとか「ブランド総合研究所」という機関が、毎年“都道府県魅力度ランキング”を発表しておりますが、何故か岐阜は毎回下位グループで、どうして岐阜をもっと自慢できないのかなと思い、もっと岐阜を勉強して、また県にお願いして“世界岐阜県人サミット”を開催頂き、岐阜の良さを再確認し、自慢できる岐阜県、誇りある岐阜県人を再自覚する事が大事だと思う。
また岐阜県人は、厳しい自然環境の為、辛抱強く芯が通っていて、また反面、“頑固者”なのかなと思う。
やはりアンケートの結果を真摯に受け止めて、工夫してかわった岐阜県をアピールして頂きたい。 母県”岐阜“を遠く離れて思う、”岐阜“を愛するものとしてすごく勿体無く思う。
沢山自慢するところがあるので、岐阜県人としてのプライドを忘れないで再自覚して頂き、”岐阜“が一つになるオンリーワンを作っていけば自他共に認める魅力ある県になると思う。 」
と締めくくらさせて頂きました。 ありがとうございました。

(原稿:岐阜県人会会長長屋充良)

 

第11回ブラジル岐阜県人会杯ゴルフコンペ


去る2月16日、PLゴルフクラブにて、第11回ブラジル岐阜県人会杯ゴルフコンペが開催されました。 1月31日に予定しておりましたが、自粛規制で中止になり延期となりました。
当初12名の参加登録がありましたが、今回延期という事で、皆さん都合がつかず結局6名での開催となりましたが、晴天の中、楽しい1日になりました。
今回、各務原市出身の今井さんが、堂々アンダー2で、初優勝をされ、最近2週間で優勝2回、準優勝1回と絶好調でした。 安定したプレーで、ブレないところが強みだと、同伴させて頂き思いました。 準優勝は、友情参加の裏田さん(和歌山県出身)がパープレイで、入賞されました。 今まで帰国の際に、カップを持ってきたのですが、コロナ禍で帰国できず、今回から、優勝カップを用意しまして、持ち回りとしました。
コンペルームでの懇親会兼表彰式は、ソーシャルデイスタンスを守り、衝立をして執り行い普段100名近い人が入る会場を、6人で貸し切りました。 やっぱり同郷人同士、故郷岐阜の話で盛り上がりました。
次回9月7日(火祝日)11:20スタートを予定しております。
今から日程調整お願い致します。

(原稿:岐阜県人会会長長屋充良)

 


2021年1月の出来事

  • 04
    • 事務所開催する
  • 15
    • 建物内のエレベーターから出火、インターネットのケーブル破損
  • 16
    • 定例理事会
  • 19
    • インターネット復帰
  • 21
    • ENEL電気会社に先月分の電気料金の苦情届ける
  • 27
    • 2021年度未定総会の広告ニッケイ新聞に記載
  • 28
    • 2021年度の県連年会費納める
  • 28
    • 県連代表者会議

 


2021年1月定例理事会議事録要旨

  • 日時:1月16日(土)午後3時
  • 出席者: 長屋会長、国井副会長、長尾会計理事、佐久間書記理事、平野理事、岐部理事、中田理事、清水地方理事、大野正監事、橋詰監事補佐/10名
  • 審議内容
    1. 会長挨拶
      新年の挨拶と、役員の県人会に対する変わらない協力に感謝を述べる。 相変わらずのコロナ禍の中、ワクチンによって、改善することを祈る。 岐阜県人が開いた桜植民地の先駆者、山内一豊氏と土田勝津司氏が昨年御逝去されたことを報告、哀悼の意を表すると共に、桜植民地についての歴史に触れる。
      来月の年度末定時総会について、意見を述べる。 2日前に深夜、県人会事務所の建物のエレベーターから出火、不幸中の幸いでエレベーター以外は被害が無く、保険があり取り敢えず一安心と報告。
    2. 12月度の出来事報告
      佐久間書記理事が報告認可される。
    3. 12月度の会計報告並びに2020年度の会計報告
      長尾会計理事から報告認可される。
    4. 2020年度末定時総会について
      オンラインでの開催とする。 日時は2月28日(日)9:30第一召集10:00総会開始。
      来週、ニッケイ新聞に掲載し、参加者のメールを登録、Linkを通知する事にする。
      会議の議長役を中田理事に要請。
      議事録、2021年度予算案、かつ活動計画を決定。
      担当を決定。
    5. 事務所エレベーター出火にあたり、事務所の家屋保険に入ることを決定。 来月の理事会迄に各役員が調査して報告する事にする。
    6. 日本祭りのメニューについて、色々なアイデアを出し合う。
      最後に各人が近況を述べ、本年の益々の活躍を祈念する。
    7. 次回2月度定例理事会は、2月2月20日(土)15:00オンライン