会報 2022年12月

2022年年末の挨拶

 

本年も、無事に年を越せそうで、感謝しておりますが、皆様の変わらないご協力のお陰で、ブラジル岐阜県人会も数々の活動を実施してきました。
年2回にわたるGMGのイベントがあり、計4回目を数え、三県人会(群馬、三重、岐阜)の友好関係も確固のものとなり、強い絆で結ばれております。
来年は、ダンスパーティも計画に入れており、趣向の違ったイベントも検討しております。
月一の定例理事会もオンラインでこなし、地方、他州からの参加も可能となりました。
残念ながら、岐阜県農業高校生海外実習派遣団は今回も見送られましたが、来年は再開に向けて準備を始めました。
第23回日本祭は、色々な思惑の中、開催にこぎつけ、当初、コロナ禍の影響で3万人くらいの集客があれば、良い方だとの思いで開催されたものが、何と3日間で18万2千人の入場者を記録し、大好評でした。 各県人会も予想以上の売り上げで、えびす顔でした。

郡上踊りも、静岡県人会でのフェスタ ジュニーナで、踊り大好評を得て、販売した五平餅も予想以上に売れました。
日本祭りでは、郡上踊りとダンシングヒーローで観客総参加で、非常に盛り上がりましたし、GMGのイベントでも踊り、今回初参加の東洋祭りも大好評でした。 来年も引き続き、参加したいと思っています。

私が会長を務める岐阜県人会インターナショナル(GKI)も念願の「第一回世界岐阜県人会サミット」「第一回岐阜県人世界大会」を、大成功で終えることができ、実行委員会をはじめ関係者各位の皆さんのご尽力の賜物と感謝申し上げます。

35名の慶祝訪日団を結成し、600名の方々が岐阜県サラマンカホールを埋め、GKI副会長、ブラジル岐阜県人会理事の大野美夏さんが、プロ顔負けの司会をこなし、またジャーナリストとはいえ初めての脚本を書き上げ、岐阜県人の海外における活躍を、あふれる郷土愛を醸しながら、素晴らしいエンタメに仕上げられ、聴衆の感動を誘いました。

皆さん期待以上の大会となり、感心され、称賛されました。
GKIにとって世界大会は一つの通過点として、岐阜愛を繋ぎ、世界から岐阜へ、岐阜から世界へ岐阜の魅力を発信して、県産品の海外展開のご協力をさせて頂き若い人の交流をお手伝いし、母県に恩返ししていきます。

その他、橋本マルコス亮実行委員長を中心として委員会のみなさんと、「第18回日伯友情交流絵画展」を初めてハイブリッドで開催し、内外ともに好評を得ました。
日本からも三人の人の画家の参加があり総勢四十名の参加となりました。
最後に今回初めて忘年会と敬老会を合わせて開催し六十名近くの方々にご参加いただきお祝いしました。
11月30日に郡上踊りが、ユネスコ無形文化遺産に登録され、我々も誇りを持ってこれからも、いろんな場所で披露して参ります。
来年はブラジル岐阜県人会にとって大きな節目の年を迎えます。
岐阜県人ブラジル移住110周年、ブラジル岐阜県人会創立85周年の式典を7月に開催予定です。
また来年7月7.8.9日の第24回日本祭において岐阜県県産品流通支援課との協賛で、岐阜県ブースを設け、県産品の紹介をする予定でして、また岐阜県農業高校生海外実習派遣団が7月22-28日の間訪伯予定となり、7月は色々な行事が重なり大変ですが、皆様のご支援ご協力を得まして、大成功に必ずしますので、引き続き宜しくお願い致します。
それでは最後に皆様の益々のご健勝ご多幸をお祈りしますと共に、コロナビールスには用心されながら、健康でご家族共々良いお年をお迎えください。
これをもって、年末の会長挨拶とさせて頂きます。

(原稿:ブラジル岐阜県人会会長 長屋充良)

 

 

「第一回岐阜県人世界大会」訪日慶祝団日本巡り!(2)

 

10月24日(月)

今日はまた快晴の中、大阪見物。 初めに大阪城を訪れる。 景観が素晴らしく、その敷地の大きさに、感嘆。
次の訪問地は、黒門市場!路地一杯に、店が立ち並び、活気があり、好物の海産物、珍味のお店には、どうしても立ち止まります。
孫の胴着を買うとその店主なんと岐阜出身者で、話が弾みました。
あと道頓堀に寄って、散策と昼食、名物たこ焼きは何処も一杯で、列になっており、諦めてお好み焼きを矢張り30分列に並んで、頂きました。 さすが「食いだおれの大阪」!美味しかったです!
道頓堀の後は、水族館「海遊館」を見学。 超大型水槽で、いろいろな種類の魚、ジンベイザメ、エイなどの群遊を楽しむ。 子供の頃を思い出す。 ホテルに戻り、有志で上級神戸牛を堪能。 懐が痛かったですが、何事も経験!

10月25日(火)
朝一番は、貸切バスで、神戸に移動して酒造会社を訪問。
昔ながらの酒造過程を見学、待望の試飲で喉を潤す。 朝酒、たまには良いですよね(笑)。

神戸港に赴き、海外移住の出発点となった原点を訪れる。
団員の中には、実際子供の頃にここからブラジルに渡られた方もおられて、景観は近代化整備され、全く面影はないそうですが、感慨無量の面持ちでした。

海自博物館を見学後、新神戸から広島に移動。 平和記念公園を訪れる。 徒歩で、原爆ドーム、広島平和記念資料館を見学。 原爆の悲惨さを目の前にし、一瞬にして14万人の尊い命を奪い、またその後遺症で長い間苦しまれ、亡くなられた方、また今でも苦しんでおられる方があり、戦争はまだ終わってないという現実に、世界の人に広島を訪れて、知って頂きたいと強く願いました。
まだ現代になっても原爆をしようとする指導者がいることも忘れてはなりません。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
との広島平和都市記念碑の碑文を、世界に訴えていかなければならないと思います。
参加者の中で、非日系人の友人から「申し訳なかった。 我々は、戦勝国側の人間として、学校で“原爆は、戦争を早期に終わらせ、犠牲者を少なく済ませた!”と教えられていてそれを信じていたが、ここに来てそれが全くの嘘とわかった。 大国のエゴだけで、14万人という尊い命を奪って全くの詭弁だと分かった!」と、私の手をとって謝られた。
少しでも海外の人に、広島を訪れて頂き、ご自身の目で真実を見て頂きたいと願いました。
参加者の皆さん神妙な面持ちでバスに乗り込みホテルに向かいました。
夜は、気分一点、またまたショッピング、そして広島お好み焼き店で一杯!

10月26日(水)

快晴の中、宮島に着く。 フェリーの中から見る宮島、大鳥居は正しく絶景で、島の山の稜線が横になった大仏のシルエットに似てると言われ、ナルホドと感心する。
下船、上陸後、お土産物屋食べ物屋が、軒を並べた商店街を通り、厳島神社を見学。 海上に浮かんだ大鳥居の威厳に目を奪われ、暫し立ち止まる。
昼食は、広島名物牡蠣料理で、土産物も名物、もみじ饅頭と杓子を購入。 全くのミーハーであった。
宮島観光名所を周り、フェリーで戻り新幹線で京都に向かう。
私は、世界大会、世界岐阜県人会サミットの為、ひと足先に、単身で岐阜入り、一行は京都で下車、京都観光と洒落込む。 (つづく。 。 。 )

(原稿:ブラジル岐阜県人会会長 長屋充良)

 


2022年11月の出来事

  • 04日 第18回日伯友情交流絵画展、日本国総領事館多目的ホール準備
  • 07日 午前中絵画展参加者の作品受け入れ、カタログ配布。 午後3:30絵画展オープニングセレモニー岐阜県人会会長、総領事挨拶、テープカット、準備委員会の皆様へ感謝状を贈る
  • 08日 県人会の建物内の部屋所有者会議
  • 18日 日伯友情交流絵画展展示会終了、参加者に参加賞状を渡す
  • 19日 定例理事会
  • 27日 第3回岐阜/三重/群馬イベント、今回はテイクアウトと対面式で、ビンゴゲーム、バザーとアーチストアトラクションもあり。

 


2022年11月定例理事会議事録要旨

  • 日時: 2022年11月19日(土) 17:00
  • 参加者: 長屋充良会長、 国井宏祐副会長 長尾ジョージ昇会計理事 平野イラシ理事 児玉エンリッケ理事 大野マルコス理事 大野光男正監事 清水リナ地方理事 大野美夏理事
  • 議事録:
    1. 会長挨拶、第18回日伯友情交流絵画展の報告、関係者各位への感謝を述べる。
      ブラジル側37名、岐阜県3名の参加、初めてのハイブリッド絵画展で、144名の絵画展の入場者があった。
      第一回世界岐阜県人会サミット、第一回岐阜県人世界大会の報告。
      ブラジルから、33名、アルゼンチンから2名の慶祝訪日団を結成、日本の秋を堪能しながら式典に参加し、感動を得たことが報告される。
      来年の佳節にあたり、7月に式典開催、また第24回日本祭りで、県産品紹介ブースを県庁と協力して設けることを発表。
      岐阜県農高生訪伯予定も報告。 7月に集中するので、各委員会を設け対処する。
    2. 10月活動、清水理事より報告。
    3. 10月会計、長尾会計理事より報告。
    4. 忘年会&敬老会、12月3日19:00より開催。 三重会館2階を借りる。 75歳以上の高齢者には記念品を贈呈。 県人会はシュラスコと飲み物を用意。 参加者には一品持ち寄りをお願いする。
    5. 来年の7月に向け日本祭りガストロノミア委員会、式典委員会、県産品ブース担当、郡上踊り部門、鹿野竜靖君対応部門、農高生対応委員会を設ける。
    6. 月2回の会合を設ける。