会報 2023年07月

ブラジル岐阜県人会主催「ブラジル岐阜県人会創立85周年」
岐阜県人ブラジル移住110周年」の記念式典を終えて!

 

ブラジル岐阜県人会主催「ブラジル岐阜県人会創立85周年」「岐阜県人ブラジル移住110周年」の記念式典を終えて!
昨日の記念式典では、河合孝憲岐阜県副知事、田中勝士県議会副議長はじめ、柴橋岐阜市長御一行、尾関関市長御一行また、「第42回岐阜県農業高校生海外実習派遣団」の皆さん等、岐阜県から35名そして桑名良輔日本国総領事、日系社会団体代表、県人会会長に皆さん、会員の皆さんなどたくさんの方々にご参加いただき、会場一杯盛大に執り行われました。
これも皆様のご協力ご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
また、岐阜県高山市より一位一刀彫りの第一人者、彫刻家鷲塚浩氏のデモンストレーションで、花を添えていただきました。
この度は、岐阜県出身、「ブラジルのシュバイツアー」こと細江静男医師の功績を讃え、再認識いただく機会とし、ビデオにて紹介されました。
最後はサンバで盛り上げて、式典は忘れ難きイベントとなったと思います。
これからも会員の皆様と楽しく仲良く、岐阜県の素晴らしさをアピールしていきましょう!

(長屋充良 ブラジル岐阜県人会 会長)

 

 

岐阜県人会  =創立85、移住110周年祝う=
河合副知事ら約300人で

 

ブラジル岐阜県人会(長屋充良会長)は7月30日午前10時、「ブラジル岐阜県人会創立85周年、岐阜県人ブラジル移住110周年記念式典」をサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル愛知県人会館で開催した。 母県から河合孝憲副知事、田中勝士県議会副議長、柴橋正直岐阜市長、尾関健治関市長ら慶祝団18人が来伯し、同県人会関係者ら約300人で佳節を祝った。

  

式典は児玉エンヒッケ理事が司会を担当し、国井宏裕副会長が開会挨拶を行った。 日伯両国歌斉唱の後、先亡者の霊に1分間の黙とうがささげられた。
登壇した長屋会長は祝辞を述べるとともに「初期移民の方々の苦難の歴史に畏敬の念を持ち、日系人がブラジル社会で勝ち得た信頼へ感謝する。 これらの想いを次世代につないでいくことが我々の務めだと思っています」と語った。
また、長屋会長は2021年5月に世界26の岐阜県人会を統合して設立された岐阜県人会インターナショナル(GKI)の会長も務めており、昨年10月に岐阜県で開催された「第1回岐阜県人世界大会」「第1回世界岐阜県人会サミット」の様子を振り返って、「岐阜県人のアイデンティティと誇り、県の魅力を再確認しました」と述べた。
県人会ではブラジル日本都道府県人会連合会(県連)主催「日本祭り」への参加や式典前日にサンパウロ市の日本文化広報施設「ジャパンハウス」で行われた岐阜県主催イベント「岐阜の夕べ・イン・サンパウロ」などを通じて母県文化の魅力を発信している。 長屋会長は「昨日は岐阜県とブラジルの友好親善の記念すべき1ページとなりました。 県人会員の皆様、これからも仲良く楽しく、岐阜県の魅力をアピールしていきましょう」と語った。
来賓挨拶に立った桑名良輔在サンパウロ総領事は、1913年、移民船・若狭丸でブラジルに上陸した11家族44人に始まる岐阜県人と、1938年に創立した同県人会の歴史を振り返った。 岐阜県からはこれまでに2千人以上が移住し、現在も県費留学生制度や農業高校生海外実習派遣事業を通じて県人青年の交流機会が保たれているという。
在サンパウロ総領事館では、県人会が行う日伯友情交流絵画展の開催協力や、関市とモジ・ダス・クルーゼス市、中津川市とレジストロ市、岐阜市とカンピーナス市の姉妹都市提携仲介などを通じて岐阜県とブラジルの友好関係促進に協力してきた。
桑名総領事は県人と県人会の節目に祝辞を述べるとともに「GKIの活動は、日系社会が共通して抱える課題に挑戦する素晴らしい取り組みだと思います」と語った。
河合副知事、田中県議会副議長、柴橋市長が祝辞を述べ、市川利雄県連会長が岐阜県の文化紹介を行った。 在外移住岐阜県人表彰の後、佐久間ソニア書記理事が表彰者を代表して謝辞を述べた。

 

ブラジル岐阜県人会感謝状授与の後、野村アウレリオサンパウロ市議会議員代理として出席したブラジル日本文化福祉協会の石川レナト会長が河合副知事、田中県議会副議長、柴橋市長、尾関市長にサンパウロ市議会の顕彰プレートを渡した。
来伯中の第42回岐阜県農業高校生海外実習派遣団(足立伸幸団長)が紹介され、黒崎梓里さんが代表挨拶を行った。 派遣団の10人は、アメリカに7月14~20日、ブラジルに21~8月1日、オランダに2~5日まで滞在し、ハウス集約農業実習などを行う。
「岐阜県民の歌」を斉唱して長尾ジョージ昇・会計理事が閉会の辞を述べた。
続けて記念祝賀会が行われ、尾関市長の音頭で乾杯した。 会食後、「ブラジルのシュバイツァー」こと同県出身の細江静雄医師の伝記映像が上映された。 上映後には細江医師の始めた南伯での巡回診療が、慶応大学同窓生で当地の老人医学先駆者である森口幸雄医師に引き継がれた経緯の説明が行われた。
また、細江医師が創設したボーイスカウト・カラムル隊が現在、隊員450人を擁するブラジル最大規模のボーイスカウト組織に成長していることが紹介され、同カブスカウト隊員らが祝いの拍手を披露し、サンバ学校のリードでサンバを踊った。 広瀬修県議会議員の万歳三唱で祝賀会を閉会した。

(ブラジル日報2023年8月3日付けより転載)

 

岐阜県人移住110周年・ブラジル岐阜県人会創立85周年記念

長屋充良会長こんにちは!
昨日のセレモニーでブラジルの岐阜県人会から、この会の発展への貢献に対して私に授与された感謝のディプロマを、あなた方の手から受け取ったときのサプライズ、大変光栄に思いました。
公平を期すために、勝手ながら、宮坂邦人財団の理事および顧問の方々にお礼を申し上げたい、なぜなら、あなた方の組織から提出された献金要請を実際に認めたのは彼らだからだ。
岐阜県からの代表団川合孝典副知事と田中勝司副議長の来伯、岐阜からの移民の家族と共に岐阜移民110周年とブラジル岐阜県人会創立85周年を記念して、素晴らしい祝賀会とレセプションに改めて賛辞を申し上げます。
ブラジル岐阜県人会の理事、役員、関係者の皆様をはじめ、皆様の益々のご発展とご多幸をお祈り申し上げます。

ロベルトヨシヒロニシオ-宮坂在団

 

岐阜県人移住110周年・ブラジル岐阜県人会創立85周年記念

県人会会長、その他役員及び式典実行委員会の皆様、大正2年(1913年)の岐阜県人会と岐阜県からの家族移民の同時記念式典にお招き頂き、誠にありがとうございます。
私の父、杉山樹一郎が2000年に亡くなって以来、県人会に参加していなかった私たちにとって、この出来事は大きな驚きでした。
伝統的に、岐阜にある私の祖父、杉山亀吉の家は、長良川の鵜飼の名手である鵜匠の職に就くための天皇の免許を持っていました。
彼は仏教の僧侶でもあったが、理由は不明ですが、免許を親戚に譲り、自分が建てた寺を放棄して1928年にブラジルにきました。
2006年に私たちは岐阜の観光名所を訪れました。 そして今日、豊かな自然と保存された資料遺産を持つ岐阜県の美しさを思い起こす機会に恵まれた。
まず初めに、岐阜県民の子孫が待ち望んでいたイベントを実現するために、さまざまなレベル、さまざまな任務で行動計画に熱心に取り組んできた県人会のスタッフに敬意を表したいと思います。
アジェンダを的確にこなし、この日のゲストのスケジュールとロジスティクス、2カ国語でのプログラム冊子の作成、文化の救済など、あらゆる面で完璧でした。 特に、2ヶ国語で書き起こされたスピーチは教訓的であり、マイクを握った各人のスピーチを理解することができました。
軽くて手の込んだ美味しいビュッフェとサンバスクールの太鼓でのエンデイングは、喜びと驚きと満足の極みでした。 ゲストは、日系ブラジル人たちの温かい歓迎の思い出とともに帰っていくことだろう。 ありがとう。

杉山ノリユキ – 2023年7月30日

 

 


2023年6月の出来事

  • 02日 記念式典の招待状郵送
  • 07日 農高生派遣団の日程表ほぼ決まり
  • 09日 山田マサキ氏から娘さんのカミーラさん(山田彦次氏のお孫さん)がJICA2023年研修プログラムに選ばれたと連絡、県人会のプレゼンテーションレターに感謝された。
  • 12日 Century Travel e Turismoへ、第42回農高生派遣団カンポグランデ往復券(立替払い)
  • 22日 萬里ホテルに第42回農高生派遣団の宿泊代(立替払い)
  • 26日 岐阜南米訪問団の慰霊碑、日本館、移民史料館の訪問許可

 


2023年6月定例理事会議事録要旨

  • 日時: 2023年6月26日(月)19:00
  • 参加者: 長屋充良会長、国井宏祐副会長、長尾ジョージ昇会計理事、佐久間ソニア書記理事、平野イラシー理事、大野光男正監事、橋詰セシリア監事補
  • 議事録:
    1. 長屋会長挨拶:
      • 日本祭りを来週に控え、役員の方々のご協力に感謝を述べる。
      • 2024年度県費留学生候補者応募報告
      • アリサ日比野さんの現況を報告
      • 日本祭りにおいて岐阜県を含め4団体が、たこ焼きを販売。明日、料金についての会議を行うことを報告。
    2. 5月度事業佐久間書記理事より報告、
    3. 5月度会計-長尾会計理事より報告。
      県人会事務局長 よしこさんの給料調整について報告
      日本祭り等、イベントについて:

      • 長屋ベッチより県連の日本祭り準備委員会参加の報告
      • 準備の協力要請
      • ボランティアの日程調整を橋詰監事補にお願いする
      • 日本祭り会場の駐車場に関する事項を協議
      • 岐阜県庁からの出向者対応協議
      • 次回、会議を来週月曜日19:00からとする。
      • 橋詰監事補より、料金設定をする。
      • 長屋会長より、何の為に、日本祭りに参加し、いろいろなイベントを実施するのか、そのモチベーションを個々がはっきりさせることが重要と述べる。