会報 2021年09月

第17回日伯友情交流絵画展に寄せて

 

第17回日伯友情交流絵画展は、ブラジル国に居住する37名と日本居住者7名過去最高の計44名のアーティストが参加し、合計69点がデジタルプラットフォームで展示されています。
今回は、1960年代移民者で世界的に有名な芸術家となった、クスノ トモシゲ画家に敬意を表します。
この絵画展実行委員会は加藤允彦先生、小田エルザ先生、矢島英二先生、そしてブラジル岐阜県人会会長の長屋充良氏の参加で4月から準備が行われてきました。この委員会は、展覧会の開会日まで毎週行われました。
申し込み手続きはサイト上と県人会事務所で直接行われました。
また今回も、毎回ながら宮坂国人財団の真心からのスポンサーを得て、ビジュアルプログラムデザイナーを雇い、グラフィックを充実させました。
来年2022年は新たな企画として、「過去の通常対面絵画展」に戻るのではなく、社会すべての分野が現状を見直し確認する必要があり、従いまして今回前回のバーチャル絵画展以外に、第18回絵画展は新たな挑戦になる、在サンパウロ総領事館多目的ホールでの展示イベントを再開し、尚且つ継続してバーチャル絵画展とのハイブリド形式の絵画展開催の可能性も考慮しております。
最後に、在サンパウロ日本総領事館、桑名良輔総領事様、毎回ながらご尽力頂いた領事館職員の皆様のご支援とご協力に改めて感謝申し上げます。

同じく絵画展開催当たり。ご出展頂いたすべての皆様、裏方としてご尽力頂いたブラジル岐阜県人会の佐々木ヨシコ事務局に感謝申し上げます。

(日伯友情交流絵画展委員長 ― 橋本マルコス亮)

 

 

世界と岐阜の懸け橋に 県人会インターナショナル

 

初めまして。旧板取村出身の長屋充良です。今年5月に設立された岐阜県人会インターナショナル(GKI)会長、ブラジル岐阜県人会の会長を務めています。
今から38年前、20代の私はブラジル・サンパウロに半年の出張で来たのですが、なんと移り住むことになってしまいました。1人で来た私が今では孫を含め10人の大事なファミリーをこの地で持つに至っております。
今から10年前、お誘いを受けブラジル県人会の活動に関わることになりました。当時、かなえようとした夢がありました。世界にはたくさん岐阜県人会があります。世界中の岐阜県人会が情報を共有、交流することで各国県人会の活性化と岐阜県の国際意識向上の起爆剤になれる、と思ったのです。
早速、熱い思いのメールを各県人会に送りました。「世界岐阜県人会サミットを開こめえ」と呼び掛けましたが、地理的、情報伝達不足で実現できませんでした。
そんな夢を突然実現に向かう後押しをしてくれたのが、奇妙なことに新型コロナウイルスでした。コロナ禍でオンラインによる情報交換が急速に浸透して、ウェブ会議が日常になったのです。今年の2月に「世界岐阜県人会をまとめるには今しかない」と考えて、世界の岐阜県人会にメールを送ったのです。
すると10年前にはなかった反応を次々といただき、わずか3カ月後の5月23日、オンラインで100人近いメンバーと設立総会を開催することができました。
不可能が可能になった瞬間でした!
GKIは岐阜と世界をつなぐ懸け橋になりたいと思っています。海外在住の岐阜県人は日本から遠く離れていても、ふるさとを忘れることはありません。そんな世界の岐阜人と岐阜県民をつなぐことがミッションです。
海外に興味のある岐阜の若者が一歩を踏み出す後押しをしたり、岐阜は「いいもの」「いいところ」がたくさんある魅力的な地域だと海外からの視点を伝えたりして、海外進出に興味のある個人、企業に現地情報を伝えるお手伝いができればと願っています。
「世界から岐阜に、岐阜から世界に!」。GKIは「岐阜愛」をつなぎ、岐阜県の素晴らしさを世界の人たちに叫びます!

◆GKI会長 長屋充良さん略歴
ながや・みつよし 関市板取出身。柔道整復師、カイロプラクター、理学療法士、ブラジル県人会長。62歳。
▼メッセージ: 日系2世の妻と3人の子供(全員医師)とサンパウロ市内でリハビリクリニックを経営しています。2人の孫にデレデレです。趣味はゴルフ、テニス、釣り、社交ダンス、飲み会。誘われたら断りません!

(岐阜新聞より記載)

 


2021年8月の出来事

  • 06 県人会便り6月号送信、郵送
  • 10 2階の廊下に防犯カメラ設置
  • 12
    • 県連主催のAção entre amigos〆切、県人会のビンゴカードの売り上げは60枚
    • 佐久間理事から事務用回転イスの寄付
  • 21 県人会定例理事会
  • 25 長尾セルジオ氏からAção entre amigosのビンゴ賞金県人会に寄付

 


2021年8月定例理事会議事録要旨

  • 日時: 8月21日(土)15:00
  • 参加者: 長屋充良会長、国井宏裕副会長、長尾ジョージ昇会計理事、佐久間ソニア書記理事、金子亭資相談役、大野美夏理事
    議事: 司会 国井副会長
  • 議事録:
    1. 会長挨拶
      • Ação entre Amigos 参加多数に対し、感謝を述べる。
      • 9月7日に「第12回ブラジル岐阜県人会 杯ゴルフコンペ」開催について説明。
      • GKIについてロゴ選考参加感謝を述べ、定例会、世界大会について説明。
      • 県費留学生について、中田エイジ君来年度継続で県庁と合意したことを報告。 「スキヤキウィーク」参加協力要請。
    2. 7月度活動佐久間書記理事より報告。
    3. 7月度会計長尾会計理事より報告。
    4. Ação entre Amigos について、長尾会計理事より報告。
    5. 日本祭りについて清水理事から提案があったメニュー岐阜名物「ほおば味噌」
      「ほおば寿 司」を加える件について検討。 特にブラジルにはないと思っていた「ほおば」 が、”Magnólia “という事で、ブラジルでもあるそうで、理事で来月の理事会までに調査する
      ことにする。
    6. 次回理事会:9月18日(土)15:00です。