会報 2020年11月

岐阜、三重、群馬3県人会コラボイベント

「がんばろう!みんな、げんき!」

去る10月18日(日)、3県人会による、焼きそば(群馬)、たこ焼き、エスペット(岐阜)、唐揚げ、天ぷら、いちご大福(三重)のテイクアウト(持ち帰り)が、ビラマリアーナの三重県人会会館で行われました。

このイベントのキッカケになったのはコロナ禍によって、各県人会館を利用する団体からの収入が無くなり、会館維持が困難になって少しでも軽減させようと、下川三重県人会会長が、県連で他の県人会の方に割安でご活用頂きたいと提案され、素晴らしいアイデアと手を挙げさせて頂きました。

他の県人会にも声をかけ、春の屋台祭りでご一緒させて頂いた群馬県人会と2県人会でやることになり準備を進めて、そして三重県人会も参加合意されたので、3県人会での開催となりました。

昨年の「春の屋台祭り」によって、会館を有しない私ども岐阜県人会も、会館を持つ県人会と組めばいろいろなイベントもでき、また横のつながりも出来て、いいこと尽くめということが実証され、今回の他県人会とのコラボも全然抵抗がありませんでした。

週に一回のオンライン会議を、各県人会代表で毎週続けて協議を重ねて、イベント大成功の為に、県人会の枠を超えてとても良い準備ができたと思います。
会議では当然の事ながら、メニューをどうするのか、他のイベントとの差別化を特に意識して、取り組みました。

過去の情報を調べて、焼きそばがブラジルで一番人気があるのにもかかわらず、今年の他のイベントでどこもやっていなかったので、群馬県人会の方がノウハウがあるという事でお願いし、岐阜県人会は、他になく経験があるタコ焼きとし、三重県人会は名物のいちご大福そして、天ぷら、唐揚げと偏ることなくいい組み合わせとなり、またブラジルでは定番の肉の串焼きを岐阜県人会で用意し、焼きそば(普通、野菜の2種類)、たこ焼き、串焼き、唐揚げ、天ぷら、いちご大福をメニューとしました。

各担当を決めて、材料調達、スポンサー探し、宣伝、設営準備、メンバー確保と効率良くこなしました。

それ以上にコロナ対策として検温、換気調整、ソーシャルデイスタンス確保、マスク、手袋等できる限りの対策を講じました。

まだSNSによる宣伝、ニッケイ新聞のご協力、各メンバーのネットワークを最大限に活用して、15日の注文受付締め切り前に、売り切れを達成しました。

下川会長の多大なるご協力によって大変助けて頂きました。

今回「日本祭り」以外に売ったことのない数を記録し心配しましたが、お陰様で想像以上に安易に目標を達成することができました。

1日前の準備から当日まで各県人会のメンバーがボランティアで、気持ちよく参加頂き素晴らしい結果を出すことができ、イベント終了から直ぐ友人家族知り合いなどから、味とか運営が好評で大変ありがたく、やり甲斐がありました。

今回のイベントでやはり一番良かったのは、他県人会とのネットワーク構築であります。
各県人会のいいところを出し合い、足りない部分を補い合い、素晴らしい結果を出すことができた事です。
これからもどんどんこうしたイベントを積極的に企画実行していこうと思います。
ご協力頂いた皆様本当にありがとうございました。

お疲れ様でした。また頑張りましょう!

(原稿:岐阜県人会会長 長屋充良)

 

第16回日伯友情絵画展開催実現

今年の初め、ブラジル岐阜県人会と在サンパウロ日本国総領事館が共催する重要で伝統的な文化イベントの委員長を務めるように打診されました。

経験した事が無いので最初は断りましたが、友人の佐久間ソニアさんや他の人たちの励ましとブラジル岐阜県人長屋充良会長の熱意ある説得により、この責任を引き受けました。

私たちは、すべての人々と同様に、汎発性流行病(コロナ禍)に驚かされました。それは、すべてのプロセスや手順の変化と順応を強制したのです。長年踏襲されてきたものはすべて崩壊され、過去15年間日伯友情交流絵画展でなされた事は通用しなくなりました。

この前代未聞の新しいシナリオに直面し、2020年度第1647回日伯友情交流絵画展が開催できるかという決断に迫られました。今年11月以降イベントが開催できるか、人の密集を避けなければいけないか、など未知の課題が山積していました。

今年の3月から10月の最終週まで、長屋充良会長、小田エルザ画家、加藤允彦画家、矢島エイジ画家から成る委員会が数回協議しました。

当初から長屋充良会長は日伯友情交流絵画展を開催する事を提案しました。協議の結果、前例のないバーチャル形式で開催する事を選びました。既にバーチャル絵画展が各地で開催されていました。委員会と芸術家らは、芸術家の参加登録、絵画や彫刻の受付やプレゼンテーションなど、すべてのプロセスを検討して、見直しました。

新しいバーチャル形式の採用により、日伯友情交流絵画展初の母県岐阜から二人の芸術家が参加され、又絵画展史上最多数の40人の芸術家が出品されました事は、委員会の大きな喜びになりました。

無数のバーチャル会議を繰り返して、委員たちは初めて体験する諸問題を解決するために、共に知恵を絞りました。絵画展開催にご支援、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。宮坂国人財団及び西尾ロベルト義弘理事長、有限会社ヤマト商会及び高木社長、委員会のメンバー、長年絵画展に携わった前ブラジル岐阜県人会会長山田彦次氏、私の右腕のように働いてくださった岐阜県人会の佐々木よしこ事務局長、真夜中に電話で対応した日本在住の弟吉村•マルセロ、この素晴らしい経験の機会を与えて下さった現ブラジル岐阜県人会長屋充良会長に衷心より感謝申し上げます。

ここで言及されていない人々へ、感謝と強い抱擁を送りします。

ありがとうございました!

(原稿:橋本マルコス亮 絵画展委員長)

 

2020年日伯友情交流絵画展(バーチャル)
16ª Exposição Virtual de Intercâmbio Nipo-Brasileiro

アクセスリンク: https://gifukenjinkai.org.br/art/

 


2020年10月の出来事

  • 05日
    • ニッケイ新聞移民112年特別号広告代支払い
  • 06日
    • 長屋ベッチさんテイクアウトに使用する素材用品わけ
  • 17日
    • テイクアウト(持ち帰り)の準備三重会館にて
  • 18日
    • イベントテイクアウト三重会館にて
  • 19日
    • 絵画展のカタログ印刷会社から受け取り
  • 21日
    • 絵画展委員会ビデオ会議
    • 絵画展カタログ日本国領事館、宮坂財団、Comercial ヤマト、県連へ届ける
  • 21日
    • 絵画展カタログ日本郵送
  • 24日
    • 県人会定例ビデオ理事会
  • 26日
    • 宮坂財団から絵画展の寄付金口座に振り込まれる
  • 28日
    • 県人会10月号会報郵送
    • 3県人会主催のテイクアウトの売上金口座に振り込まれる
  • 29日
    • 県連代表者ビデオ会議

2020年10月定例理事会議事録要旨

  • 日時: 24/10/2020 午後3時
  • 出席者:長屋充良会長、国井宏裕副会長、長尾ジョージ会計理事、佐久間ソニア書記理事、平野イラシ理事、大野美夏理事、中田謙三理事、清水リナ地方理事、金子相談役、大野光男補佐理事
  • 審議内容
    1. 会長挨拶、オンライン接続に、手間がかかり開始時間がずれたことを、詫びる。
      10月18日に行われた、岐阜、三重、群馬3県人会のテイクアウトの大成功を参加した方々、寄付をして頂いた方、フェイスシールドを寄付して頂いた方などに感謝の意を表する。
      日本の大学の説明会を説明。 ニッケイ新聞の年末年始の挨拶広告掲載に承認を得る。
    2. 9月度の出来事を佐久間理事から説明、承認
    3. 9月度の会計報告を長尾理事から説明、承認
    4. 絵画展の進行状態、宣伝用のビデオ、カタログ、サイトなどを紹介する
    5. 日本祭りLiveの執行委員の中田理事より現状報告。 11月7日のオンエアに乞うご期待と締め括る。
    6. 6 . 日本祭りオンラインの執行委員の長尾理事より、サイト「47cultural」の内容報告。
    7. 県人会事務所売却の件で、不動産屋に委託したことを報告
    8. 来年の日本祭りでの新メニューを、広く求める。
      清水理事より、「栗きんとん」の提案。値段など調査要請
    9. 事務所の蛍光灯をLEDに交換することを、承認
      紙切り器購入承認
    10. 次回理事会は、11月21日(土) 15:00とする。