2018年を振り返って!
2018年2月25日の定時総会において、役員改選の選挙が行われました。そして会長職に任命され、新しい執行部を編成致しました。
会長としては微力ながら、理事の方々の積極的なサポートにより、県人会の運営に携わってから早くも一年が過ぎ去ろうとしております。
県人会をお手伝いして8年経ち、ある程度、県人会活動が分かっているつもりでしたが、会長職は、想像以上に大変なものでした。
理事会の人選、理事会の議事進行、議事内容の協議および決定、諸登録関係の変更、銀行等の決済、会報記事の投稿など。また、御挨拶まわりとしては、ブラジル国内では、総領事館、県連、邦字新聞社など。海外としては、母県の古田岐阜知事、各市長、岐阜放送、国際クラブ、官民諸関係への訪問があります。当然、訪日に伴うお土産選定並びに購入、航空券の自費購入、日本祭り参加援助要請の企画書作成等もありました。さらに週末は疎遠となっている地方会員を坂野マネージャーと訪問したり、岐阜県農業高校生の実習先へもご挨拶へ行ったりします。県連への復帰後、毎月行われる代表者会議への出席もあります。2018年は特に、ブラジル日本移民110周年記念式典がありました。さらに2019年の本格参加に向けて、日本祭り(フェスティバル・ド・ジャパン)の岐阜県ブースへもお手伝いに伺いました。
また岐阜県人会にとっては様々な記念の年で、岐阜県人ブラジル移住105周年、ブラジル岐阜県人会創立80周年、岐阜県農業高校生海外実習団派遣40年と重なり、大規模に記念式典を開催しました。それに関わる膨大な準備、式典遂行、第40回岐阜県農業高校生海外実習団サポート、農業実習終了後の報告者作成、“オイ・アトリエ”展示会への関係各位への対応、展示会オープニング式典への参加、中津川市レジストロ市姉妹都市祝賀会に伴い中津川市長もご訪問くださり、多数の訪問団の皆様とも交流会食ができました。これには県人会の親睦旅行も兼ね、慶祝祝賀会へバスをチャーターし出席しました。14回を数える日伯友情交流絵画展も無事、開催致しました。年納めとしての忘年会も行い、この忘年会では2019年の日本祭り出品予定の料理試食会も兼ねました。さらに日本国天皇陛下誕生日祝賀会への出席や年賀状の送付等、本当に忙しくて大変ではありましたが、無事、遂行することができ、皆々様に感謝です。大変、有意義な年でした。
また、県人会としての特筆すべき点として、新しく岐阜県出身でブラジルに駐在されておられる方々が県人会に入会下さり、7月29日の記念式典では裏方として大活躍して下さいました。
現在進行中の懸案事項としては、県人会事務所の経費削減案として会館移転も挙げられており、メトロ近くの住宅購入なども討議されています。県人会は年間3万レアル位の赤字となっており、抜本的な経費削減と収入増加が求められています。理事の方々に経費削減の見直し検討を頂き、節約し、無駄を減らし、効率的な運営を目指して鋭意努力中です。収入増加におきましては、新規会員の勧誘と日本祭り参加による増収を目玉として掲げております。
毎月第3水曜日17時から理事会があります。活発な意見交換があり、時として、討議に熱が入りすぎて怒号が飛び交うこともあるほどですが、理事の皆さんの熱い思いで、少しでも県人会を良くして行こうとの現れで、寛容できるものと思います。
会員の方々は採決権はありませんが、どなたでもオブザーバーとして参加できますし、議長が発言を認めれば、ご意見も言って頂くことが可能ですので、どうかご参加下さい。事前にご一報いただき、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
また、嬉しい事としまして、会長に就任後にすぐ実行しました地方会員の皆様との交流促進成果で、今まで以上に多くの方々が式典に参加して下さいましたことに、改めてここで感謝の意を表します。そしてこれは、岐阜市とカンピーナス市、中津川市レジストロ市との姉妹都市提携記念式典開催のきっかけになったのではないかと自負しております。今後もこの地方会員訪問は、時間が許す限り継続して参る所存であります。
検討課題としては、しばらく止まっております岐阜大学への県費留学を来年度は是が非でも再開できるように努力したく思います。どうか皆様、岐阜県出身者のご親族で、候補者がおられましたら、ご紹介ください。人数に限りがありますので、早目にご一報頂ければ幸いです。
我々ブラジル岐阜県人会の2019年の目標は、まず第一に7月5、6、7日に行われる“日本まつり”への参加であります。どうか皆様、趣旨をご理解頂き、少しでも多くの方々が一緒に参加し、楽しんでいただけることを願っておりますので、よろしくお願い致します。
2019年もご健康に留意され、素晴らしい年と致しましょう。私ども理事会一同も県人会の為に一生懸命働く所存でございますので、どうかこれまで以上にご理解、ご協力の程、何卒よろしくお願い致します。
(原稿:ブラジル岐阜県人会会長長屋充良)
2018年11月の出来事
- 5日
- 第14回日伯友情交流絵画展のオープニングセレモニーが在サンパウロ日本国総領事館の多目的ホールにて午後5時半より催された。
- 6日
- 第14回日伯友情交流絵画展が今日より一般公開。
- 7日
- 非営利団体「AssociaçãoMédicosdaFloresta」の代表FrankZenjiHida氏が眼科に関する講演会を無償で県人会で開催する趣旨について説明するために来所。
- 14日
- 第14回日伯友情交流絵画展の一般公開が終了
- 16日
- 第14回日伯友情交流絵画展の閉会に伴い、展示品の片付けが行われた。
- 19日
- 若手リーダーの招聘プロジェクトに選出された池戸アンドレ君のビザが発行され、これで全ての書類が揃う。
- 21日
- 定例理事会が開催。
- 24日
- ブラジル岐阜県会の忘年会が長屋充良会長宅で開催された。来年の日本祭りに出店する方向で準備が進められている中、出品予定の郷土食の試食会が同時に行われた。
- 27日
- クリスマスカードを郵送。
- 28日
- 第14回日伯友情交流絵画展の報告並びに年末のご挨拶に長屋充良会長と坂野マネージャーが在サンパウロ日本国総領事を訪問。
2018年11月定例理事会議事録要旨
- 日時: 2018年11月21日(水)午後5時~
- 出席者: 長屋充良会長、国井宏裕副会長、日比野健一(会計理事)、金子亨資(書記理事)、大野
美夏(理事)坂野政信(マネージャー) - 審議内容
- 金子書記理事が10月の業務報告を行い、了承された。
- 日比野会計理事が10月の会計報告を行い、了承された。
- 2019年開催の日本祭り出店
- 出品内容の絞り込みが検討された。郷土食をアピールする事を念頭に様々なアイディアが出された。まず「五平餅」、「鶏ちゃん」、「わらび餅」、「栗粉餅」、「たこ焼」等がリストアップされる。具材や味については、「ブラジル人(日系人を含む)の味覚にあった素材で加工する事も良いのでは…」との提案もあった。
- 県人会の忘年会で作った試食品をもとに、出席者より真摯な評価をしてもらい改良を実施する。
- ボランティアの募集勧誘は、継続的に県人会報やホームページに掲載し、募って行く事も承認された。
- 日本祭りの日程表素案が作成され、各理事に配布された。
- ブラジル岐阜県人会事務所は2018年12月27日~2019年1月3日迄の間、年末年
始休暇に入る。 - 次回理事会2018年12月19日(水)17時~