Apresentação da exposição presencial
展示会場の紹介

Produção: Marcos Ryo Hashimoto (Presidente da Comissão de Artes)
制作: 橋本マルコス亮(絵画展実行委員長)

Artigo do jornal Diário Brasil Nippou 07/Nov/2024
ブラジル日報2024年11月7日掲載記事

岐阜県人会=第20回日伯友情交流絵画展=日系芸術界貢献の3人顕彰


挨拶する長屋会長

ブラジル岐阜県人会(長屋充良会長)が主催する「第20回日伯友情交流絵画展2024」の開会式が4日午後、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会(文協)ビル1階のサロンで行われた。一般公開は5日から14日の月曜から土曜午前10時から午後5時まで。 入場無料。


小田エルザさん

日伯両国の若手、ベテラン芸術家の交流促進を目的として企画され、今回で第20回の節目を迎えた。長年日系芸術界に貢献してきた小田エルザさん(83歳、2世)をはじめ、同絵画展発起人の同県人会顧問の山田彦次さん(86歳、岐阜県出身)、小島康一さん(90歳、岐阜県出身)の3人が表彰された。
絵画展には46人の作家が参加し、合計59点を展示。オンラインでも閲覧可能で、日本在住の作家2人による4点の作品も加わり、国際色豊かとなっている。
本展は当初、在サンパウロ総領事館多目的ホールで開催されていたが、会場を移転後も同総領事館は共催として協力。 長屋会長は「20年前は県人会で絵画展を主催することは画期的でした。 今も総領事館からのご協力があることを誇りに思います」と語った。


山田彦次さん

発案者の山田さんは、絵画展を発案した当初は苦労が多かったと振り返り、「経済的な部分だけでなく、文化的な部分にも注力する日系団体が少なく、ほとんどの人が賛同してくれなかった。 作家すら集まらなかったので、リオの日本人会まで出張に行った」と昨日のことのように思い出す。
さらに「絵画は海を越えたコミュニケーションツール。絵を通して日本人・日系人の考え方はこんな風だよということがブラジルの人に伝わる一つの手がかりになればと思ったのが出発点」と絵画展を開始した動機を説明した。
当初は日本人移民と日系人だけが参加する絵画展だったか、長屋会長になってからオンラインで岐阜県の作家にも参加を呼び掛けるようになり、パンデミックをきっかけに世界へとつながる機会が増えた。
絵画展実行委員長を務めたのは、同県人会美術部最年少の橋本マルコス氏で、開会式でスポンサーの宮坂国人財団理事長の西尾ロベルト氏への感謝を述べた。
表彰された小田さんは「私の人生で一番幸せな日だわ」と何度も感謝した。 長年文協美術委員会役員を務めた後、若手に席を譲り、「定年してからもアートを続けられる場を設けていただけるおかげで私はとても幸せです」と感謝した。


小島康一さん

出展作品の一つである小島氏の「Rua Kojima」は、自身の名前が付いた通りを描いた作品だ。 通りから見えた、今はないユーカリの森や、取り壊されてしまった陶窯の煙突などがあえて描かれており、「変わりゆく景色を残すため、1960年代の思い出が詰まっている」と作者は話す。

オンライン絵画展は以下のリンク(https://gifukenjinkai.org.br/20expo/)から見られる。

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