ブラジル岐阜県人会便り
インターネット版
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第305号
2017年1月

新年のご挨拶

     
     明けましておめでとうございます。 皆様方におかれましては新年を如何、お迎えされましたでしょうか。
     2017年は酉年(とりどし)ですが、今年の正確な干支は「丁酉(ひのととり)」と言うそうです。 酉年の鳥はどんな鳥かと申しますと、「鶏(にわとり)」です。 商売などでは、縁起のよい干支と言われ、特徴は「親切で世話好き」だそうです。 「一年の計は元旦にあり」の言葉を念頭に、本年度のブラジル岐阜県人会の運営方針について、一言述べさせていただきます。
     当団体の今年の目標は、どのような形で皆様方のお役に立てる事ができるのか、そしてご満足頂ける運営ができるかを考えてみました。 まず、当団体を盛り上げて行く上で、会員の皆様が気軽に集まりやすい場所を設け、「何ができるのか」「どのように進めていくのか」に照準を合わせて進めて参りたいと思います。
     従来実施されてきた年間事業は皆様方との絆を結ぶ県人会便り(すでに300号を突破)の発刊や、ホームページの掲載で県人会の出来事や母県のニュース等を順次お伝えすることに専念して参りました。 そして共通の話題を日伯両語で発信するように努めて参りました。 また、日帰りおよび一泊旅行ツアーの実施、初心者向けのコンピューター講習会の開設と、事業の多様化も試み、歩んで参りました。
     しかし、それだけでは徐々に関心の度合いが低下していき、マンネリ化した事業そのものに対する興味が薄れ、必然的に県人会とは疎遠になってしまうのではないだろうか考えます。 したがって、新しい試みをつねに生み出して行かなければ、県人会の継続も危ぶまれて行くだろうと懸念しております。 単に、県人会の活動規模を拡張するのではありませんが、もっと会員の方々と身近に意見交換ができる場所やご相談に応じられるような場を設ける事はできないものかと考えました。
     近年、インターネットの便利さ、情報の速報性、またその利用度合いは想像以上です。 このメリットを上手に活用すれば、あらゆる分野の情報を収集、検索できることができる時代となりました。 そこで岐阜県人会事務所内部に「旅行アドバイスセンター」を設け、きめ細かな岐阜に関する情報提供の場を設ければ、会員の皆さまに気軽に立ち寄っていただけるのではないかと考えました。 もちろん、ボランティア活動の一環で、利害関係はありません。 皆様のご希望に沿った国内外の旅行プランを基に検索し、いくつかのオプションをシミュレーションし、あくまでも岐阜へのアクセス等の情報提供サポートを原則とします。 岐阜県への観光を希望する二世、三世の方々にはベテラン会員(一世)のご協力を得て、日伯両語で丁寧な説明会を催し、普段使い慣れない日本語会話の正しい使い方、すでに旅行した方からのアドバイスなどの説明会なども視野に入れていきたいと思います。 そして、ブラジル生まれの方々が訪日旅行を通して、自分のルーツを知り得る、絶好の機会と同時にブラジルの生活の中で改めて、日系人としての自覚を再認識していただけるチャンスに繋がれば、国境を越えた交流活動へと広がって行くことでしょう。
     新しい年が始まりました。 ブラジル岐阜県人会の益々の発展に尽力をつくし、更なる飛躍を目標に役員一同で頑張って参る所存ですので、何卒皆さま、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。

(原稿: ブラジル岐阜県人会 会長 青山高夫)

 

 

遠い日本より年賀状が届きました

     

2017年1月20日現在、届いたカード。 写真左上から:
岐阜県古田肇知事、 岐阜市細江茂光市長、 (株)三晃・藤澤廣士様、 郷峰男様、 藤川潔様、 伊佐治信彦様、 大塚浩昭様、 森本達雄様、 森茂和様、 中野輝良様、 高畑清樹様、 室元明様、 栗田めぐみ様、 様田辺マリ様

ブラジル岐阜県人会一同、深くお礼を申しあげます。
本年もどうか宜しくお願い致します。
 

 

ジャパン・ハウス建設中の中島工務店の皆様をねぎらって

     

歓迎会に参加したメンバー、ニッケイレストランにて

     現在、パウリスタ大通り52番に日本広報文化施設「ジャパン・ハウス(仮称)」が建設中です。
     この建築の一部、重要な部分を中島工務店(本社・岐阜県中津川加子母)が付託され、2016年11月8日着の第一陣と11月23日着の第二陣、総計5人の職人さんが日本から来伯され、1月下旬まで建築作業に従事されました。
     この難易度の高い建築とは、建物正面には日本でも最高級木材である檜(ひのき)を使用し、格子状に組み上げる独自の技巧「地獄組み」が施されます。 これは釘や接着剤を一切使用せず、木材片を組み込み、一度組み上げたら容易に外すことのできない伝統的な木組みの方法です。 『飛騨の匠(たくみ)』として、熟練された中島工務店さんの職人さんたちが日本を代表して、サンパウロでその作業にあたって下っております。
     また、材料の檜も伊勢神宮の山から採ったものや和紙をメッシュ(網目折り)加工した素材、さらに正面下部の支柱にはブラジルの国花・イペーの木を用いて補強するなど、日伯の素晴らしい素材をふんだんなく使用されているとのこと。
     そこでブラジル岐阜県人会では有志を集い、その作業の感謝とねぎらいの気持ちを兼ねて、1月16日(月)にニッケイパレスホテル内の日本食レストランで5人の職人さんをお招きし、夕食を兼ねた歓迎会を催しました。
     参加者は中島工務店さんのリーダーで木材センター長の中島浩紀(なかしま・ひろのり)氏、社寺部棟梁の松下智廣(まつした・ともひろ)氏、社寺部大工の宗定直哉(むねさだ・なおや)氏、社寺部大工の原正成(はら・まさなり)氏、木材センターの田ロ健太郎(たぐち・けんたろう)氏、県人会からは青山高夫会長、国井宏裕副会長、日比野健一会計理事、浅野悟会計理事、原田敏彦理事、長屋允良理事、坂野政信マネージャー、影山六男事務局長。
     今回、中島工務店さんが携わったジャパン・ハウスの建築はイビラプエラ公園の日本館に続き、ブラジルの地に残る本物の日本建築として、我々岐阜の出身者にとっては大きな誇りとなるでしょう。 どうぞ、ジャパン・ハウスの前を通りましたら、ぜひ、岐阜の技術がこもった日本建築をご覧いただき、胸を張ってご子息らにその伝統をお伝え下さい。
     なお、当初の計画より滞在期間が大幅に延びたとのことで、お若い職人さんたちとは言え、慣れない気候の中、連日連夜遅くまでの作業で、心身共にお疲れのことだったと思います。 中島工務店の皆さま、本当にありがとうございました。

(原稿: ブラジル岐阜県人会 マネージャー 坂野政信)

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