ブラジル岐阜県人会便り
インターネット版
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第302号
2016年10月

第12回日伯友情交流絵画展
総領事館も共催でさらに発展

     
     今まで「在サンパウロ日本国総領事館」は後援という形だったが、今年は「ブラジル岐阜県人会」と共催で「第12回日伯友情交流絵画展」が行われました。
     11月7日(月)午後5時半にオープニングセレモニーがサンパウロ市ベラ・ビスタ区の在サンパウロ日本国総領事館の多目的ホールで、大勢の来場者のもとに開催されました。
     まず、中前隆博総領事より「10年以上も継続されてきている同事業を心強く思うと共に、世界中の岐阜県人会の中でブラジルは最大規模だ」と祝辞が述べられました。
     引き続き、絵画展委員長の山田彦次氏が挨拶に立ち、「同展は日本とブラジルの『相互理解』を深める目的で開かれてきており、アーティストの方々には思う存分感性を発揮して頂いています。 今年度からは同展が「在サンパウロ日本国総領事館」との共催になりました」とその進展ぶりを報告。 また、中前総領事をはじめ歴代の総領事、さらには文化班の佐藤卓央領事、各班の支援および経済面では宮坂国人財団ほか、関係各位への感謝の言葉が述べられました。


オープニングセレモニー会場で(右から中前総領事、山田委員長)

     挨拶の後、中前総領事と山田委員長によるテープカットが行われ、招待客は展示室へ入場。 25名のアーティスト、46点の作品を鑑賞、堪能されました。
     一般の来場者は土、日、休日を除いた翌8日から17日の午前10時から午後5時まで。 今回は例年よりも多い300名ほどの人が来場され、展示されていた作品をじっくりと楽しんで鑑賞されており、大盛況のもとに幕を閉じる事となりました。


熱心に展示作品を鑑賞する来場者

(原稿: ブラジル岐阜県人会 マネージャー 坂野政信)

 

 

ブラジル岐阜県人会恒例ツアー
サントス帆船巡りと市内観光

     


帆船発着所前で

     夏時間になった10月16日(日)、ブラジル岐阜県人会の恒例日帰りツアーが催されました。
     午前8時に総員24名を乗せたマイクロバスが県人会事務所前を出発しました。 イミグランテ街道へ入ってまもなく、バスはパーキングエリアのフランゴ・アサードで一時休憩。 心配だった天気も晴れ上がり、途中インターチェンジでアンシエッタ街道に入りました。
     山頂から見下ろすと濃霧のために視界は真っ白で、残念ながらサントス市のパノラマ風景を観る事はできませんでしたが、バスはサントスとグァルジャーを繋ぐフェリーボートの発着場へとひた走りに向かって行きました。
     午前10時出航予定の船に何とか間に合い、帆船はポンタ・ダ・プライアを出港。 しばらくすると前方の左側にバーラ・グランデ砦(Forte da Barra Grande)が見えてきました。 昔はサンパウロ州の最も重要な軍事要塞の一つでした。 サントス市の河口を防御するために、1584年に、当時スペインの支配下にあったブラジルで、スペイン人によって建設されたそうです。 内海を巡行するコースなので、波の揺れも殆ど感じる事がなく、ポッシャ島(Ilha Porchat)を見上げる所から迂回してサントスのビーチ沿岸へとゆっくりと進んで行き、第3運河(Canal 3)へ入りました。
     帆船は第38埠頭へゆっくりと向かいましたが、シーズンオフだったので、クルーズ船は着岸されてなく、貨物船が数隻、大きなクレーンに囲まれるように陸揚げ作業を行っている風景を観る事ができました。
     運河から観る港湾は又格別で、昔はここに移民船が錨を下ろし、大勢の移民がサンパウロ州の奥地へと向かったと本に記されていたのを思い浮かべると、一瞬、頭の中にその光景が浮かび上がり、感慨無量でした。
     約1時間半のコースを終えた船が接岸するとすぐに皆でマイクロバスに乗車。 日系人が経営している金星クラブ(Clube Estrela de Ouro)のレストランへと向かいました。 サロン内にはブラジル食と日本食コーナーとが別々に設けられており、各自好みの料理をお皿にとり、舌鼓を打ちながら昼食を楽しみました。
     この日はとても暑く、午後はサントス市の強い日差しを避け、水族館を見学しました。 会員のお孫さん達は興味深くご両親と一緒に水槽の魚を見つめては質問を投げ掛けており、その姿が大変微笑ましく感じられました。
     マイクロバスは市街の海岸沿いをジョゼ・メニ―ノビーチに向かって走る事20分。 大通りから100メートル位の所に、「日本移民ブラジル上陸記念碑」が建てられていました。
     同記念碑は1998年のブラジル日本移民90周年記念の式典の際に、当時の橋本龍太郎首相がテープカットされたそうです。
     さらに前方の海岸へ足を延ばすと、赤いオブジェが見えてきました。 高さ15メートル程のうねり形の作品は日本移民ブラジル上陸100周年を記念して、ブラジルでも有名な現代美術作家の大竹富江氏が作成された物です。 渚にあたる波の音がオブジェの中から響いてくるような不思議な感覚で、写真を撮るのも忘れ、耳を澄まして聞いておりました。


日本移民ブラジル上陸記念碑の前で

     午後3時にはビーチを離れ、サンパウロの帰途に着く予定でしたが、時間的に少し余裕があったので、歴史文化遺産に登録された旧市街のコーヒー博物館(旧コーヒー取引所)を見学。 輸出用のコーヒー豆を炒って出されたコーヒーの味は格別でした。
     サンパウロへ戻る際には街道の渋滞もなく、ノンストップで午後5時半にはグロリア街へ到着しました。 今回参加された方々は北幸子会員、長屋イラセマ会員、塩野義治賛助会員の他、御子息夫婦の塩野まさゆき氏と塩野みゆき氏、お孫さんのライスちゃん、ソフィアちゃん、笹間義郎賛助会員、絵画グループの小田エウザ氏、しげお御夫婦、ジルセイア氏、御子息のアレシャンドレ氏、お友達のしずるかずえさん、パウロ御夫婦、サラ―・ジョゼファ氏、駐在員の小橋ひとし氏、高木ひろし氏、特別参加の永松みきかず氏、県人会理事では青山髙夫会長、日比野健一理事、長屋充良、エリザベッチ氏、事務局より影山六男氏と坂野政信マネージャー。
     今年最後の日帰りツアーに参加して戴き、どうもありがとうございました。 皆様ご満足して頂けましたでしょうか? これからも毎回新しい企画を起案してブラジル岐阜県人会を盛り上げて行く所存ですので、どうか今後共宜しくお願い致します。

(原稿: ブラジル岐阜県人会 マネージャー 坂野政信)

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