ブラジル岐阜県人会便り
インターネット版
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第296号
2016年4月

ポソス・デ・カウダス観光旅行
ブラジル岐阜県人会初の一泊旅行

     
     ブラジル岐阜県人会では去る3月19日(土)、20日(日)にかけてミナス・ジェライス州、ポソス・デ・カウダス温泉地へ一泊二日のツアーを実施しました。
     ポソス・デ・カウダス市はミナス・ジェライス州の南東に位置。 既に死火山地帯となったサン・ドミンゴス山脈の麓で標高1200メートルの町です。 2014年のIBGE(ブラジル国地理学統計学機関)の人口推定調査によると16.4万人とミナス州では第15番目の人口の多い町となっております。 この町は昔から新婚のカップルに最も好まれている観光旅行先として知名度が高く、今でも多くのカップルが新婚旅行の候補地として絶えず挙げられている所です。
     今回のツアー出発は19日午前7時に岐阜県人会事務所前を貸し切りマイクロバスで出発。 車内では長屋理事が早速、ビンゴ等のゲーム遊びを催し全員が集中参加しながら楽しい時間を過ごしました。 途中2度程サービスエリアで簡単な朝食と休憩を取りながらポソス・デ・カウダス市へ向かって約300キロメートル走行。 市内の入り口のアーチに到着したのは午前11時半で、最初に訪れたのは「カショエイラ・ヴェウ・ダス・ノイヴァス」(Cachoeira Véu das Noivas、直訳で「花嫁のベール滝」)で高さ10メートルから流れ落ちる滝が松の木や鮮やかな花々に囲まれた中をカスケードとなり見事な景色でした。


「花嫁のベール」滝の前で記念写真

     お土産店が立ち並ぶ建物の内を散策すると、手作りの郷土品の他、キーホルダー、ポソス・デ・カウダスを象徴したデザインがスタンプされたシャツと珍しい品々が販売されていました。 その後、町中をゆっくりと水路に沿ってバスが進行する内に気が付いたのは、元モノレール運行をしていた壁柱が延々と残されていた事でした。
     1981年にモノレールを導入した当時の目的は将来を見据えて交通状況の緩和を想定した解決策だったそうです。 しかし、その後は新しい機種のモノレールの導入が疎かになったり、安全基準を保つための車両の維持、壁柱等の整備が十分に行われず2003年には2壁柱が倒壊する事故も発生しました。 資金調達も難しくなり、そのため現在では運行がストップ状態となっております。
     次に向かったのは「カ・ドーロ」(Cád'Oro、イタリア・ヴェネツィアにある同名の邸宅に由来し、意味は「黄金の館」)クリスタル工場で道路側に面したお店に入ると、大サロンにはあらゆる芸術品のクリスタル製品がびっしりと展示されていて高価なクリスタルの壺、花瓶、コップと様々な商品がずらりと並んで展示、販売されていました。 お店と工場の境はガラス窓を通して見学をする事もでき、熟練された職人さんがクリスタルの成形加工をしている作業を身近に見る事ができました。
     「ポソス・グリル」(Poços Grill)レストランで昼食。 各自、好みの食事を取り、満腹になった所で、次の観光先「テルマス・アントニオ・カルロス」(Thermas Antônio Carlos)を訪問。 各室は小部屋に仕切られており、温泉場(湯治場)として使用。 日本式の浴槽も設けられていましたが、入浴料がやや高めの様に感じられました。
     次の観光スポットは「ヘカント・ジャポネス」(Recanto Japonês、「日本の一角」、日本庭園)だが、途中、中央市場に一時立ち寄り食品コーナーでミナス州では有名な「ケイジョ・ミナス」(Queijo Minas、ミナス・チーズ)や、お菓子類等の買い物をしたり、お土産品を購入したりして見て回りました。


ケイジョ・ミナス

     ミナス・チーズには独特な製造方法があり、2008年にIPHAN(ブラジル国歴史・芸術遺産管理機関)よりブラジルの無形文化遺産として登録されています。
     日本庭園へ向かって再出発したバスは山道を登り続けて行くと目的地の駐車場が見えてきました。 日本庭園は同地に進出した「三井肥料」社に依って設立され、その後は市に寄贈され、現在は市の下で管理されています。 日本式家屋の周りには日本の植物が植えられている他、人工池には錦鯉や京都清水寺の「音羽の滝」をモチーフにした建造物「清水の滝」、東屋やお土産店もあり、大変興味深い庭園でした。


日本庭園内の日本式家屋で参加者一同が記念写真
後列、左から: 長屋ヴィトル君、平野氏(監事補佐)、小木曽氏、長屋氏、長屋(理事)夫人、硯田夫婦
前列、左から: 馬場氏、有尾氏、坂野氏(マネージャー)、長屋氏(理事)、中司氏、影山氏(事務員)

     19日の観光巡りも予定通り終了し、「パラスホテル」(Palace Hotel)に到着したのは午後4時半でした。 各自は受付でチエックインを済ませた後、室内温泉プールで水遊びや仮眠を取ったりと自由行動の時間を楽しみました。 午後8時に参加者全員がレストランに集まり、小グループとなってテーブルを囲み食事を取りました。 夜になるとホテル前の広場の野外音楽堂では楽団が生演奏をしており、地元の人達と観光客が入り混じって同広場を埋め尽くしており、皆、リラックスした雰囲気の中、公園内を散歩したり、ベンチに座って話し込んだりして夜が更けて行くのを忘れたかの様に過ごしておりました。
     20日は午前8時に全員がホテル内で朝食を取った後、更に400メートル(標高1686メートル)の高台にそびえ立つキリスト像迄、ケーブルカーに乗り込み観光に出かけました。 頂上に到着すると、ポソス・デ・カウダスの町全貌が見渡せて透き通った空気を吸い込み、清々しい気分になりました。 ホテル内で最後の昼食は正午、全員集合し美味しく食事をいただきました。


ケーブルカー
          
サン・ドミンゴス山頂にて

     全員を乗せたバスは午後2時にホテルを出発し、途中カンピーナス市近郷のサービスエリアで小休息を取り、全員無事に午後7時に帰聖しました。

(原稿:ブラジル岐阜県人会 マネージャー坂野政信)

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