ブラジル岐阜県人会便り
インターネット版
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第289号
2015年9月

第11回 日伯友情交流絵画展
在サンパウロ日本国総領事館後援、「日ブラジル外交関係樹立120周年記念」
「在サンパウロ日本国総領事館開設100周年」を祝う

      ブラジル岐阜県人会主催の「第11回日伯友情交流絵画展」が、去る8月03日「在サンパウロ日本国総領事館」(サンパウロ市、パウリスタ大通り854番、TopCenterビル2階)の多目的ホールで幕を開けた。会期は、土日休館で、14日までの10日間。
      8月3日の午後5時40分に始まったオープニングセレモニーに150名程の招待客が出席。主催者側を代表して、ブラジル岐阜県人会の山田彦次会長が、「私たちは非常に恵まれた環境の中で、毎年、日伯のアーティストたちの交流を深めながら、在サンパウロ日本国総領事館の後援を始め、多くの皆様方のご理解とご支援ご協力を賜り、この日を迎えることが出来ました。心より感謝を申し上げます」と挨拶。
      続いて、今年新たに就任された在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事が祝辞を述べ、「今年は日伯外交関係樹立120周年、さらには1915年に在サンパウロ日本国総領事館が開設され100周年を迎える節目の年となりました。ブラジル岐阜県人会の山田会長並びに会員各位に敬意を表します」とお祝いの言葉があった。
      絵画展実行委員会の小田エルザ委員長も画家を代表して、「いろいろの国の影響を受けた画家たちが自由奔走に描いた作風の中で、交流を深めることは、誠に意義深い」と述べた。
      ブラジル日本文化福祉協会(文協)の、上辻照子副会長も「芸術を通した交流は、その国の文化を最もわかりやすく伝える手段ではないでしょうか」と当会主催の展覧会を讃えた。
      山田岐阜県人会会長、中前在サンパウロ日本国総領事を中心に、小田絵画展実行委員長、上辻文協副会長が会場入口のテープ前に並び、結び目を解くと出席者一同より大きな拍手が起きた。この後、中前総領事は、山田会長と小田実行委員長の案内で会場一巡。出品画家に説明を求めたり、絵画の前で一緒に記念撮影をしたりと、各作品を丁寧に鑑賞されていたのが印象的であった。


オープニングセレモニーでテープカット。 左から:
小田エルザ  ブラジル岐阜県人会 絵画展実行委員長
山田彦次  ブラジル岐阜県人会 会長
上辻照子  ブラジル日本文化福祉協会 副会長
中前隆博  在サンパウロ日本国総領事館 総領事

      会場を訪れていた中年男性のブラジル人の一人は、毎回この絵画展を楽しみに足を運んでいて、毎年作品の質も向上し展覧会場に来るのが楽しみだと述べていた。
      今年も連続で出品している西尾勝典氏は、「11年という歳月はともかく、こんなに長く絵画展が続いた事自体がありがたい事だと言わねばならない。歴代の在サンパウロ日本国総領事や、領事館館員、ブラジル岐阜県人の方々、さらに展示会場を訪れてくれるファンの皆様、そして仲間である画家たちと、一枚の絵を囲んでの交流の場は、人間の多様性の一面を垣間見たり、いろいろのことを考えさせられるだけに何事にも代えがたい」とも述べていた。
      今回は25名のアーティストが44点の作品を展示した。例年同様、作品には統一のテーマはなく、各アーティストが自分の表現したいものを自由に披露した。異なる価値観を持ったアーティストの個性あふれる作品がこの絵画展の特徴である。絵画展は8月14日まで続き、約300名が会場を訪れた。

     
絵画展会場内

 

 

在聖日本国総領事館より表彰

      8月4日、在サンパウロ日本国総領事館より、日伯友好関係への貢献を表彰して、ブラジル岐阜県人会へ表彰状が贈られた。
      総領事館設立100周年を記念して、サンパウロ市モルンビー区の総領事公邸にて執り行われた「在外公館長表彰」伝達式では、47都道府県人会、教育機関、日系団体、邦字新聞社、サンパウロ州軍警察など100の団体名を、中前総領事がひとつひとつ読み上げ各団体代表者に表彰状が贈られた。

      ブラジル岐阜県人会 殿

貴殿はわが国とブラジルとの
相互理解及び友好親善に寄与し
その功績顕著なものがあります
ここに深甚なる敬意を表すと
ともに表彰します

平成二十七年 八月 四日

在サンパウロ日本国総領事
中前隆博


 

 

日本国海上自衛隊7年ぶりの来伯

      日本とブラジルの外交関係樹立120周年を記念して、日本の海上自衛隊の船3隻がブラジルを訪れた。2008年の「日本人ブラジル移民100周年記念」以来7年ぶりとなる。5月21日に東京港を出港した練習艦「かしま」と「しまゆき」、護衛艦「やまぎり」は、太平洋を渡り、パナマ運河を通り、7月28日にブラジルの東北部ペルナンブーコ州レシフェに入港。艦隊は2手に分かれ、「かしま」はリオデジャネイロへ向かい、サンパウロへは「しまゆき」と「やまぎり」の2隻が向かい5日にサントス港に到着。サンパウロ市の日本文化福祉協会で歓迎式が行われ、その後各都道府県人会が同郷の隊員をもてなした。
      ブラジル岐阜県人会からは山田会長、青山副会長、浅野書記理事、吉村監事、影山事務員と坂野氏が出席し、中華料理店で隊員3名と共に食事を取った後、午後は岐阜県人会事務所で会話を楽しんだ。3名の隊員は「しまゆき」の乗組員で階級は海士長。松田隊員(31)は砲撃担当、中村隊員(22)はソナー監視、樋口隊員(20)は機械点検と修理を担当している。それぞれ話せる範囲での持ち場の事や様々な自衛隊員の意見も聞いたりして話は夕方まで弾んだ。


山田会長と対談する海上自衛隊員たち。
左から: 樋口海士長、中村海士長、松田海士長

 

 

岐阜からの感謝の手紙

      「第37回岐阜県農業高校生海外実習派遣団」は7月18日から31日までブラジルに滞在した後、スイスとオランダの研修も終えて日本に戻ったのは8月7日。帰国して間もなく、岐阜から二通の礼状がブラジル岐阜県人会に届いた。古田肇岐阜県知事と、済美高等学校学事顧問の郷峰男氏からである。
      古田知事からは、長年に渡り派遣団の受け入れ準備と研修中の対応をしてきた当会へのお礼の他、生徒たちが海外で受けた刺激が大きな成長と繋がり将来の活躍に期待が示されていた。今後も岐阜県と岐阜県人会の相互発展を願う言葉も添えられていた。
      郷氏は第12回の派遣団(1989年)で団長を務め、現在は岐阜済美高校学事顧問。8月18日に自宅で今年の派遣団の丹羽団長と森副団長より実習内容の他、生徒たちの成長ぶりの報告も受け、ブラジル県人会へ感謝の言葉が贈られてきた。


古田知事からの手紙

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