ブラジル岐阜県人会便り
インターネット版
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第284号
2015年4月


第36回(2014年)岐阜県農業高校生
海外実習を体験した高校生10名からの近況報告



     第36回岐阜県立農業高校生海外実習派遣団(団長以下12名)がブラジルにやってきてから、早くも9ヶ月が過ぎました。2014年から15年にかけて最上級生は進学に又は就職に、そして2年生は最上級生へと責任ある立場に、あわただしい年の瀬から季節は新春へ、夫々の生徒さんたちも希望に満ちた船出の春を迎えたようです。
     以下、最近送られてきた海外実習派遣団の皆さんからのお便りを報告致します。
 
 
 
寺倉勇樹 (大垣養老高校環境園芸科)
 
     私は、岐阜農業海外実習派遣に参加して、海外の農業を学ぶ大切さを学びました。今まで私は、日本の農業だけを見ていました。しかし、この海外実習派遣では、日本と比べものにならないブラジルの大規模農業やオランダの先進的な農業を実際に見ることができました。考えもしないような栽培方法やその国の特徴にあった農業が行なわれていました。私は、今まで学校の授業や実習で習ったこと全てが正しいと思っていましたが、その考えを覆すような方法や講義を聞くことができました。ブラジルやオランダの農業をそのまま活かすことは難しいですが、農業を行なっていく上での考え方を学ぶことができ、とても充実した研修を送ることができました。
     今後私は、東京農業大学へ進学します。そこでは農業を学ぶのはもちろんのこと、国際的な農業についても学習します。今回の岐阜県農業海外実習派遣で発見したこと、学んだことを基に大学ではより発展したことに挑戦し、将来に活かしていきたいと思います。
     最後に、お世話になった県人会の皆様、昨年は本当にありがとうございました。またこれまで支えてくれた先生方や家族に感謝し、これからも頑張っていきます
 
 
 
兼山裕樹 (飛騨高山高校園芸科学科)
 
     海外実習派遣が終わり早くも2ヶ月がたちました。この2ヶ月の間は部活の大会や報告書の作成、前期末テストがあったりと大変な2ケ月を過ごしていました。10月からも多くの行事があります。10周年記念式典に始まり、最後にはひのう祭といった行事が盛りだくさんになっています。そのひのう祭で私たちは写真アートを作って展示をしようと考えています。
     私は来年受験生です。どこに進学したいかを視野に入れて勉学に励んでいきたいです。海外実習派遣で山田会長を初めとする多くの岐阜県人会のみなさまにささえられてきました。この事などに感謝をしていきたいです。ありがとうございました。
 
 
 
中井美穂 (飛騨高山高校園芸科学科)
 
     私は今、海外実習派遣の報告書の作成やテスト勉強でとても忙しい日々を送っています。報告書の作成では、研修で学んだ事や、中野さんから頂いた資料をもとに自分の考えをまとめています。パソコンの操作が苦手なため、派遣団の力を借りながら作成しています。また、10月は行事がたくさんあり、10月4日で飛騨高山高等学校は統合10周年を迎えます。私は卒業後は岐阜県農業大学校への進学を考えています。10月24日に試験をひかえているため、今は小論文の練習に取り組んでいます。また24日25日は本校のひのう祭(文化祭)があります。農業大学校の試験とかぶっているため24日は参加できませんが、25日はたくさんの方と積極的に交流ができるよう頑張ります。海外実習派遣が終了し、2ヶ月が経とうとしていますが、今でも鮮明に覚えています。研修の想い出を胸に、これからも農業について積極的に学習していきたいと思います。
 
 
 
柳原優博 (恵那農業高校園芸科学科)
 
     岐阜県人会の皆様、第36回海外実習派遣でブラジルでの研修中いろいろお世話していただきありがとうございました。ブラジルの農業についていろいろな方向から学ぶことができました。ブラジル研修をきっかけに農業に対する思いがつよくなりました。充実したブラジル研修が過ぎ、夏休みが終わり、9月が始まったかと思うと中間考査の10月になりました。どんどん時間が経つのが早く感じるようになりました。今回は帰国後から最近までの様子を報告させていただきます。まず、園芸科学科2年生29名で、恵那市の次米みのり祭りに参加してきました。地域の行事に参加して市の祭りを盛りあげることができました。授業も実習、課題研究で、野菜、草花、果樹、バイオの4つの部門に分かれ、より専門的な学習をしています。私は、バイオを専攻し、仲間とともにシンビジウムの培養を行っています。部活動では、剣道部部長として9月から新チームをひっぱっています。練習は厳しいですが、団体戦1勝を目指してがんばっています。生徒会活動を1年生後期、2年生前期と行ってきました。そして今回、生徒会長として全校をひっぱっていく立場になりました。ブラジルの農業だけでなく、日系の方の考え方を学んできました。さまざまな方向に生かして生きたいと思います。
 
 
 
柿沢真由佳 (岐阜農林高校動物科学科)
 
     県人会の方へ。本研修はブラジル岐阜県人会の山田会長さんをはじめ、多くの県人会の皆様と視察の企業・農場の皆様のご協力によってなされたものであり、厚く御礼申し上げます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。得た貴重な知識と経験を将来に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。現在私は進路に関わるテストの勉強や部活動を頑張っています。私が行きたい大学には、成績を上げる必要があります。そのために、今できる精一杯のことをやることが、自分の成長に繋がるし、自分の進路にも繋がると思います。自分に負けてしまったらそこで諦めるということになります。自分に負けずに頑張りたいです。また部活動ではテニス部として頑張っています。3年生が引退して私が先輩という立場になり、指示をしたり教えたりと大変ですが、先輩らしくこれからも頑張っていきます。何事にも一生懸命に取り組むことが大切だと思います。失敗をしても立ち直って将来に向けて頑張っていきます。
 
 
 
土田洸太 (岐阜農林高校環境化学科)
 
     おひさしぶりです。海外実習派遣を終えもうすぐ2ヶ月が経ちます。私は日本に帰国した翌日は時差ボケのため一日中寝たきりの生活でした。しかしそれは最初だけで日本の生活に慣れることが出来ました。今、思えばブラジルで過ごした日々がとても懐かしく、もっと県人会の方々と触れ合ったり、ブラジルのおいしい肉料理を食べたい気持ちがあります。これも山田会長はじめ多くの県人会の皆様方が私達を家族のようにお世話して頂いたことに本当に感謝しています。
     今、本校では、もうすぐ体育祭その後は文化祭といった行事でとても忙しい時期になります。また、部活や資格取得のための勉強も始まっているので、頭がパンクしそうな気持ちでもあります。しかし私は何事にも妥協せず県人会の皆様のように元気で明るく一日一日を頑張っていきたいです。
 
 
 
伊藤聖人 (大垣養老高校生産科学科)
 
     冬に近づき朝晩が寒くなってきました。ブラジル・オランダ研修から帰国後は、就職活動に励む毎日でした。農業機械の整備士になるという将来の夢を実現させることができとてもうれしいです。就職先は、海外の大型農業機械のニューホーランドというメーカーの会社の採用内定をいただけました。ブラジルでの大型農業機械についての作業効率などを調査することもでき、いかに農業には農業機械が必要かということを深く学ぶことができました。主にニューホーランド製のトラクターを整備することになると思いますが、ブラジルで学んだことを充分に発揮できる場なので頑張りたいと思います。良い研修ができ今に活かせることにとても感謝しております。
 
 
 
後藤基旭 (岐阜農林高校流通科学科)
 
     日本へ帰国して一ヶ月近くがたちました。日本へ帰国してからは、休んでいる暇もなく学校が始まりテストや資格取得の勉強で毎日とても忙しいです。ブラジルにいた頃は、慣れない環境の中でしたが、山田会長や県人会の皆様の協力で充実した毎日を過ごす事ができました。またピニャールの農家の方々、天野さんにもとても感謝しています。日本は今は、秋ですが、まだ夏のように暑い日が続いており、ブラジルの過ごしやすかった気候が懐かしいです。これから私たちは体育祭や文化祭といった行事が始まるのでさらに忙しくなりますが、何事にもつらい顔を見せずに、明るく元気に過ごしていきます。また今回ブラジルで学んだ事を忘れずに日本へ伝えられるように取り組んでいきたいです。
 
 
 
渡邉結圭 (加茂農林高校流通科学科)
 
     昨年の夏に参加した海外派遣から早くも8ヶ月がたちました。コロニアピニャールでの親睦会、実習などが特に印象深く記憶に残っています。実際の農業体験で、日本との比較をする事が出来ました。ブラジルやオランダの文化に触れることもできました。また現地の方々とお話をする機会もあり、とても貴重な体験をさせていただくことができました。今年3月、無事に加茂農林高校を卒業することができました。高校3年間はいろんな思い出があり、かけがえのない時間を過ごすことができました。その中で3年生の夏に行った海外派遣は忘れることのない思い出となりました。第36回岐阜県農業高校生海外実習派遣に参加して、より農業についての関心が高まり、意識するようになったと思います。そして、環境について深く学びたいと思うきっかけにもなりました。4月からは、中部大学の応用生物学部に進学し、環境についてや農業に関する知識をさらに深め、学習していきます。
     海外の農業を学ぶ機会を与えてくださった、山田会長をはじめとするブラジル岐阜県人会の皆様、先生方、両親には本当に感謝しています。ありがとうございました。ブラジルで学んだことを活かしながら、日々勉学に励んで生きたいと思います。
 
 
 
日比野智哉 (加茂農林高校流通科学科)
 
     研修を終えて約半年が経ちました。今改めて振り返ると、とてもいい経験でした。農業研修以外にもさまざまな人との交流、異文化の見学など初めての経験でたくさんのことを学ぶことができました。帰国後、考え方が今までと変わり、どんなことにもポジティブになりました。言葉であらわすことができないほど充実した研修でした。
     そして3月1日、自分を成長させてくれた加茂農林高校を無事卒業しました。この3年間、一日たりとも無駄な日はありませんでした。楽しくて、いい思い出がありすぎて、正直もう一年過ごしたかったです。そんな思い出にさせてくれた高校生活に感謝・感謝・感謝です。
     これから農業とは離れますが、航空宇宙産業の仕事をしていきます。ロケットや飛行機などのワイヤーハーネスや試験装置に関わるところへ就職しました。ここで僕は大きな目標があります。それを成し遂げることができたら、またさらに大きい目標を掲げようと思っています。こうした思いを持ち続ける事で自分を成長させていきたいです。花が好きなことは変わっていません。身近なひとへの花束やケープづくりはこれからも続けていきたいです。

 
 
 
 
 

長良川岸辺に建つ松尾芭蕉の句碑
「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」
華やかな鵜飼も鵜舟が去ると深い闇の世界になる。
その静寂の中に鵜の哀れ、生きるため魚を獲らねばならない人間の宿命を詠んだ名句。

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